1.発情期

猫の鳴き声が突然大きくなったり、しつこく鳴き続けるようになった場合、発情期に入っている可能性があります。特に避妊・去勢手術を受けていない猫ではよく見られる行動です。オスなら太めで低い声、メスなら高めな声を出すことが多めです。
発情中の猫は、普段よりも落ち着きがなくなり、鳴き声以外にもスリスリと体をこすりつけてきたり、外に出たがるそぶりを見せたりすることがあります。飼い主にとっては「声がヘン」と感じることも多いですが、病気ではないため過剰に心配する必要はありません。
ただ、発情によるストレスや望まない妊娠・脱走リスクもあるため、早めに避妊・去勢を検討されることを推奨します。
2.のどの炎症

猫がかすれ声になったり、鳴こうとしても声が出にくそうなときは、のどや気道に炎症が起きている可能性があります。主な原因としては「病気」「アレルギー」「喉の乾燥」などが挙げられます。
猫風邪など感染症にかかると、声がかすれるだけでなく、くしゃみ・鼻水などの症状が見られることも。口内炎を併発して痛みを感じている場合もあり、食欲が落ちるケースもあります。
喉のトラブルは、放置すると長引いたり、慢性化することもあるため注意が必要。いつもと鳴き声が違う、声が出ない、食欲がないといった症状が重なった場合は、早めに動物病院で診てもらいましょう。
3.泌尿器疾患

「声の異常」と聞いて泌尿器系のトラブルを連想する方は少ないかもしれませんが、実は猫が鳴くことで痛みや不快感を訴えている場合があります。トイレ中もしくはトイレ後に変な声を出すときは、泌尿器疾患の可能性を疑いましょう。
猫に多い泌尿器の病気には「膀胱炎」「尿路結石」「尿道閉塞」などがあり、排尿時に激しい痛みを伴うことがあります。特にオス猫は尿道が細いため尿道閉塞を引き起こしやすく、重症化しやすい傾向にあります。
泌尿器系の病気は放っておくと命に関わるケースもあるため、「鳴き声がいつもと違う」だけでなく、「トイレに長くこもる」「何度もトイレに行く」「尿が少ない・出ていない」「血尿が出る」といった症状があれば、すぐに動物病院へ連れて行くことが必要です。
まとめ

猫の鳴き声がいつもと違うとき、それは体からの「小さなサイン」かもしれません。発情期のような自然な生理現象であることもありますが、のどの炎症や泌尿器疾患など、早期の治療が必要な病気のサインであることも。
普段から愛猫の声や行動の変化に敏感になることで、早めに異変に気づき、命を守ることができます。「声がヘンだな」と感じたときは、見た目に元気そうでも油断せず、他の症状がないか確認し、必要に応じて動物病院に相談しましょう。
■関連記事
・ひっそりと静まり返った街で『赤ちゃん猫の鳴き声』が…保護して4年→思わず泣ける『現在の姿』が51万表示「立派になって泣」「愛情の賜物」
・赤ちゃん猫が生まれて初めて『ドライフード』を食べた結果…『想像以上の反応』が可愛すぎると反響「旨い旨い言ってる」「笑顔になった」
・後輩猫が先輩にカプッと“逆襲”してみた結果…『まさかの結末』にホッコリすると話題「かわいさツートップ」「2匹とも甘えん坊で可愛い」
・7年前『置き去り』にされて鳴き叫んでいた『小さな子猫』が、現在は……涙あふれるビフォーアフターに感動の声「いい人に出会えて良かった」
・『なげてにゃ』おもちゃを持ってきた猫→おねだりするときの『仕草』が可愛すぎると反響続々!「いくらでも遊んじゃう」「何度も見てしまった」