1.老猫ホーム

「老猫ホーム」は、飼い主さんに代わって、お世話をフルでサポートしてくれる施設です。
家庭環境やサポート体制は、猫の数だけ違います。自宅で介護できるのが理想的かもしれませんが、老猫ホームに預かってもらった方が、かえって安心できる場合もあるでしょう。
食事やトイレのケア、服用薬の投与、獣医師さんの往診対応など、シニア猫にとって快適な環境が整っています。
他の猫との共同生活を送る施設が多いため、猫の性格や体調にあわせた検討が必要です。
「本当に愛猫が幸せに暮らせるところなのか?」を吟味できるよう、まずは一時預かりから試すのもよいでしょう。
2.デイケア

「デイケア」も、人間のサービスと似ている面があり、日帰りでのサポートを受けられる施設です。
お家のなかで最期までお世話をしたい飼い主さんであっても、仕事や外出が多く、愛猫を見守ることが難しい時間もあるかもしれません。
そんなときにプロの手を借りることができれば、大きな心の支えとなるでしょう。
利用後には、愛猫の1日の様子や体調の報告を受けられるため、離れている間の愛猫の様子を把握できることが、安心感につながります。
これにより、少しの体調の変化にも早期に気づけ、適切な対応を迅速にとることができます。
3.ペットヘルパー

自宅でサポートを受けられるサービスが「ペットヘルパー」です。例外もありますが、基本的には飼い主さんが「在宅」している状態で、介護の手助けを受けるサービスです。
介護中心の生活をしていると、一息つく時間が取れず、おむつの交換をしたり、床ずれのケアをしたりといった、多くの負担がかかります。負担が続くと、飼い主さんが介護疲れを引き起こしかねません。
このサービスを上手に活用することで、心身のストレスを減らし、よりよい介護ができるようになるでしょう。
移動の負担がないため、猫に「いつもと同じ環境」を提供できるという点も、大きな魅力です。
4.動物病院

日常生活に支障がなく、比較的元気に過ごすことができている場合は、無理に老猫ホーム、デイケア、ペットヘルパーを利用する必要はないでしょう。
とはいえ、若い頃以上に健康管理に気を配る必要があるため、最低でも年に2回は「動物病院」に連れていき、健康診断を受けることをオススメします。
最近では、シニア猫に特化した診療を行う動物病院も増えており、訪問診療をしているところもあります。
訪問診療は、猫のストレスを最小限に抑えながら診察できるため、移動が難しいシニア猫に向いています。
獣医師さんから専門的アドバイスを受ける際には、細かい体調の変化も漏れなく共有し、愛猫に最適なケアを提供できるようにしましょう。
まとめ

猫の高齢化を見据えて、最期まで安心して暮らせる選択肢を少しずつ考えていきませんか?
終生の預かりが可能な老猫ホームから、部分的サポートが可能なデイケア、在宅でのサポートができるペットヘルパーといった、さまざまなサポートが用意されています。
ただし、介護が必要となる前から、動物病院での定期的な健康診断も欠かさずに受けましょう。
愛猫の介護は、飼い主さんが1人で抱え込むものではありません。頼れるサービスを活用しながら、愛猫との時間を穏やかに過ごせるよう、今から介護の心構えを養いましょう。
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