安楽死の決定に耐えられなかった女性が起こした行動とは
勤務先の老猫
ニューヨークに住むレベッカさんは、ある家で2人の子どものお世話をするナニーとして働いていました。そして、レベッカさんにはその子どもたちの他に気掛かりな存在がありました。
それは、15歳の老猫「タイガー」です。
飼い主の決断
タイガーの飼い主は、タイガーが高齢であることを理由に安楽死させることを決め、レベッカさんに獣医に行く日程などを前もって知らせていました。
レベッカさんは老齢というだけで安楽死させようとする飼い主の決断をどうしても受け入れることができずに、タイガーを連れ出すことに。
レベッカさんが「どうしても安楽死を受け入れることができない」と記した手紙を残し、タイガーを連れ去ったことがわかると飼い主は激怒。すぐさまレベッカさんを解雇し、直ちにタイガーを返すように命令しました。
飼い主の言い分は「高齢で具合のよくないタイガーを安楽死させるのは最も人道的な解決策」というものでした。
それでもレベッカさんはタイガーを飼い主のもとには返しませんでした。
警察沙汰になっても守る
タイガーを返さないレベッカさんを飼い主は警察に通報しました。
捜査が始まると、レベッカさんは「ただ盗んだわけではなく、適切な治療を受けさせ状態を改善し、健康に暮らせるように配慮していること」を獣医の領収書を添えて主張。
その結果、タイガーは捜査の間はレベッカさん宅で過ごせることになりました。
裁判
このケースは裁判に持ち込まれ、レベッカさんにタイガーの返還を求める判決が下されました。しかしながら、レベッカさんの元雇い主でもあるタイガーの飼い主は、レベッカさんの思いに寄り添う形で、タイガーの安楽死は中止にしました。
このストーリーは世界中の猫好きから注目が集まり、タイガーの飼い主が ”早まった” 結論を出さないことを祈る声が寄せられています。
レベッカさんは「いつでも助けの手を差し伸べる準備」をして、タイガーの健康と幸せを願う日々を送っています。
まとめ
安楽死という選択はつくづく重い決断だと感じるお話です。病気や怪我で苦しんでいて、回復の見込みがなく安楽死を選択する方がその苦しみから解放してあげられるという状況であれば、一概に非人道的とは言えないところも難しいですね。
タイガーが残りのゴールデンイヤーを穏やかに幸せな気持ちで過ごせることを願います。
- タイガーのお姿はこちらから
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:BazPaws
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