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値上げ続くキャットフード…「愛猫の健康」と「予算制約」の間で悩む飼い主たち カナダ


愛猫Lilyの健康問題に直面したCindy Marquesさんは、猫の健康を優先しドライフードから高価なウェットフードへ切り替えました。この決断はLilyの体重減少と健康改善に繋がったものの、経済的負担が増加しました。ペットフードの価格は人間の食料品よりも急上昇しており、多くの飼い主にとって大きな経済的課題となっています。専門家は、健康を優先しつつも持続可能な選択を求め、獣医師の相談やペット保険の活用を勧めています。ペットの健康と家計のバランスを取ることは飼い主にとって難題ですが、余裕を持って賢く管理することが重要です。

猫の健康を考え、高いウェットフードに切り替え

餌を食べる猫

画像はイメージです

愛猫Lilyが15歳になるまで、Cindy Marquesさんはドライフードを与え続けてきました。いつでも皿の中にご飯が入っているので、Lilyは好きなときに食べていたのです。

しかし高齢になるにつれて、腎臓や肝臓の不調に加え、肥満が見られるようになりました。そこで彼女は、時間を決めて与えることのできるウェットフードに切り替えることにしたのです。費用は以前よりかかりましたが、猫の健康のためには効果的でした。20歳近くになったLilyは減量に成功し、以前のように活動的になったといいます。

「うれしい変化でした。お金は余分にかかりましたが、その価値はありましたね。愛猫の寿命を延ばすことができたと信じています。すごく活発になったのです」というCindyさんです。

飼い主にとって愛猫に健康的で費用対効果の高いフードを与えることと、財政上の負担を増やし過ぎないこととは、相反する大問題です。ペットフードの価格はますます上がり続けているし、獣医費用など健康に関連するそのほかの経費も上昇しているからです。

Cindyさんはファイナンシャルプランニング会社を経営しており、その立場から「それぞれの飼い主が自分の状況に適した選択肢を選ぶべきです」と話します。

「食事にお金がかかりすぎる場合は、生食フードのような値の張るものや、健康効果をうたった高額なフードは避けるべきです。飼い主ならだれでもペットに最高のものを与えたいと思うのは当然ですが、そのために借金をするようなことがあってはいけません。いずれにしても、猫の健康とお財布事情との線引きは難しい問題ですね」

ペット必需品の価格が上昇中

買い物袋に入り込んだ猫

画像はイメージです

オンラインペットケアサービスの「Rover.com」が発表した2024年の報告書では「ペット用の商品やサービスのコストが、人間の食料品や日用品よりも上昇している」と答えたカナダの飼い主は50%以上でした。とくにペットフードの価格上昇が大きな経済的負担となっており、次いでおやつやおもちゃ、獣医費用となっています。

この報告書によると、キャットフードは前年同月比で120%値上がりしたものもあるといいます。

Toronto Humane Societyは2024年、ペットのフードバンクを通じて1万以上の飼い主にフードを配りました。ペットフードバンクでは、経済的困難に直面している飼い主に寄付で集まったフードを無料で提供しています。

同団体の地域動物福祉担当ディレクターLauralee Dorstさんは、「特定の病気を抱えるペット向けの療養食のコストが大幅に上昇しています」と話しています。

「財政事情が問題なら、獣医師に相談すべきです。獣医師は最高級品でなくても、特定の症状に適した代替品を勧めてくれるかもしれません。もっと安価に購入できるサプリメントについてもアドバイスがもらえるはずです」というLauraleeさん。

保険加入の検討も効果的

ニンジンをかじる猫

画像はイメージです

Lauraleeさんは「ペット保険への加入」を勧めています。ペット保険の中には、犬や猫が将来必要になるかもしれない処方薬の費用をカバーしてくれるプランもあるからです。

「ペットにご飯を与えすぎるのは、トラブルのもとです。フードの袋に書かれた内容をよく読み、体重が増えてきたら獣医のアドバイスをもらうことも必要です。個々のペットは体質も活動量も異なるからです」というLauraleeさん。

「愛するペットに最高のものを与えたいのは飼い主の当然の心理です。でも賢く行動することが肝心です。あなた自身が高価なオーガニック食材だけを食べ続けるのは無理だと感じているのに、ペットのためには借金をしてでもそうしたいとしたら…あまり合理的とはいえませんね」

愛猫の健康と家計管理の両立は、飼い主にとって難しい課題のようですね。

出典:As pet food prices rise, prioritizing health and costs can be a 'tricky balance'


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