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猫があんなに『体がやわらかい』のはなぜ?3つの理由 柔らかいことのメリットも解説


猫は約240本の骨を持ち、柔軟性に富んだ体構造が特徴です。特に背骨としっぽの骨の多さと、鎖骨や肩甲骨が他の骨と直接繋がっていない構造が、猫のしなやかな動きを支えています。猫は頭が通る幅なら全身を通り抜けることができ、関節の可動域が広いです。さらに、猫のお腹の皮膚のたるみ「プライモーディアルポーチ」は、内臓を守りつつ動きを邪魔しません。これにより、猫は高いジャンプや急なダッシュ、身体を丸める動きが可能です。また、猫は完全肉食動物で消化が速く、内臓が小さいため、外部からの圧力により内臓の位置を容易に変えられます。これらの身体的特徴が、猫の可愛らしい動きや独特のハンターの動作を可能にしています。

1.骨格の特徴

猫の骨格のイラスト

人間は約200本の骨があるのに対し、猫は約240本もあります。人間よりも多い分は背骨としっぽを構成していて、猫の背骨は骨と骨が緩やかに繋がっているため、どの方向にも柔軟性があります。

肩の構造も人間と違っています。猫の鎖骨は、退化して小さくなり、他の関節と繋がっていないため肩幅を狭くすることができるのです。また、肩甲骨の位置は人間と違って体の側面に沿う形でついています。柔軟な骨格によって、猫は頭が通る幅なら全身を通り抜けることができるのです。さらに、関節の可動域が広く、筋肉がやわらかいという特徴もあります。

この骨格のおかけで狭い場所に入ることができ、敵から身を守ったり、獲物を捕まえたりすることができるのです。高いところから落ちても体をひねって体勢を整え着地することができる、寒いときに丸くなれる、全身の毛づくろいができるのも骨格のおかげです。

2.皮膚のたるみ

歩いている猫

猫を横から見ると、個体差はありますがお腹にたるみがあるのがわかります。これは「プライモーディアルポーチ」や「ルーズスキン」とよばれていて、太っているからあるのではなく、たるんだ皮膚です。ライオンやトラなどネコ科の動物にあり、生まれたばかりの頃はなく、成長とともにできてきます。お腹のたるみには、敵からの攻撃を和らげて内臓を守る、後ろ足の動きを邪魔しないための伸びしろ、一度にたくさん食べるためにあると考えられています。

お腹にたるみがあり体を柔らかく動かせるおかげで、体長の5倍ほどの高さへジャンプしたり、急にダッシュをしたりすることができるのです。

3.肉食動物

肉を見ている猫

猫は完全肉食動物です。肉は消化しやすく、吸収も早いため、肉食性の動物は草食性の動物よりも腸が短いです。内臓が小さく肋骨などで支える必要性がないので、動きに合わせて外からの圧力で内臓の位置を変えることができます。なので、猫は体を丸めたり、体をひねったアクロバティックな動きなどが可能なのです。

まとめ

小さな入れ物に入る猫

猫の体がとても柔軟なのは、骨の数や骨の繋がり方、肩の構造などが特徴的であることや、お腹の皮膚のたるみがあること、内臓の特徴などがあるためです。丸くなったり素早く動いたり、猫らしい可愛い仕草やハンターの動きができるのも体が柔らかいためです。おもちゃめがけてジャンプする姿や、小さな箱に収まってしまう姿など、室内でも猫の体の柔軟性を見る機会はあります。愛猫の体の柔らかさがわかる写真を撮って楽しんでみてはいかがでしょう。


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