猫が人々と手をあわせて「ハイタッチ」

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中国の蘇州にある西源寺は、美しい庭園と伝統建築が有名な歴史ある寺院です。境内には多くの野良猫がうろついていて、観光客が「猫を撫でることができる楽園」と呼んでいるほどです。
この寺の入り口にたたずむ、ある猫が「ハイタッチ猫」と呼ばれて人々の話題になっています。金のペンダントをつけたこの猫は、前足を上げて人々の手のひらに合わせることで挨拶をするのです。
中国では猫は幸運のシンボル。富を引き寄せるために前足を上げている「招き猫」は、日本と同様にラッキーの象徴です。このため人々は「この猫と手を合わせると幸運がやってくる」と、猫とハイタッチするためだけにこの寺に押し寄せているのです。
30分待って、やっと会えた

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3日連続で猫に会いに来た張さんは「ハイタッチするのに30分待たなければならないこともありますが、とても癒されます。待つ価値はありますね」といいます。
西源寺の職員によるとこの猫は野良猫ではなく飼い猫で、「寺の敷地の外にいるため、こちらでは管理できません」といいます。
「ハイタッチ猫」の飼い主の劉さんに聞きました。
「猫の名はTangdou(“ジェリービーンズ”の意)です。出かけるのが大好きで、活発な4歳の猫です。週末にたびたび愛猫を寺の前の広場に連れて行き、そこに集まるペット愛好家たちと楽しく交流しています。いつもTangdouの耳ダニの治療のために軟膏を塗っていますが、それを乾かすためにここで日光浴させているのです」
SNSでも大人気

西源寺
愛猫が有名になったため、彼はSNSでライブ映像の配信を始めました。動画は人々の話題となり、12万件以上の「いいね!」を獲得しています。
しかし2025年3月になって、Tangdouはあまり「ハイタッチ」をしたがらなくなったようです。SNSには次のようなコメントが寄せられています。
「Tangdouはストライキ中なのかもね」
「人間はハイタッチしたがるけど、ぼくはもう肩が痛いからいやだな、と思っているのかもしれませんよ」
なかには「劉さんは猫を利用してSNSで稼いでいる」と批判する人もいます。しかし彼は「ビデオは愛猫の成長を記録するためのもので、お金儲けのためではありません。Tangdouへはじゅうぶんに注意を払い、気遣っています」と反論しています。
あまりの人気で「人疲れ」するのを心配した彼は、しばらくの間Tangdouを寺へ連れていかないことを決めました。観光客にとっては残念なことですね。
出典:China temple ‘high-five cat’ raises paw to greet visitors, draws crowds seeking luck
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