︎1.水を大量に飲む

猫の正常な飲水量は体重1キロ当たり、だいたい約50mlが目安と言われています。
猫がこの量を大きく超えて水を飲む場合、慢性腎臓病、糖尿病、甲状腺機能亢進症などに罹患している可能性があります。どれも猫に多い病気ですので、多飲の症状が見られた場合は一度動物病院で血液検査をすると安心です。
また、飲水量の変化に気がつくためには、日頃から愛猫の飲水量を把握しておく必要があります。測りで飲水量を計ったり、メモリ付きのお皿で水を与えたりすると、飲水量が把握しやすいでしょう。
︎2.何度もトイレに行く、粗相する
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猫の尿の状態は、猫のかかりやすい病気と大きく関係しています。
猫が何度もトイレに行く場合は、尿が出ているか、色はどうか、匂いはどうかなどを確認する事が大切です。尿の量が多く、色が薄く、匂いがほとんどしない場合は腎臓病の可能性があります。
また、トイレに行くのにおしっこの出や量が悪かったり少なかったり、匂いがキツかったり、血尿が出ていたりする場合は、膀胱炎や尿路結石になっているかもしれません。
特にトイレに行くにも関わらず、尿が全く出ない場合には一刻を争う緊急事態ですので、早めに動物病院を受診するようにしましょう。
︎3.狭い場所や暗い場所に隠れる
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猫は体調不良を隠す動物のため、具合が悪いと狭い場所や暗い場所などの、人目につかないところに隠れることがあります。
不安や環境の変化によるストレスでも同じような行動が見られますが、特に心当たりがない場合は、念のため動物病院を受診するのがお勧めです。
︎4.動かない
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猫は体調が悪いと丸くうずくまったまま、動かなくなることが多いです。特にいつも遊ぶおもちゃや、好きなオヤツに反応しなくなった場合には注意が必要です。
高齢猫であると、「歳のせいかも」という理由で見過ごされやすい症状ですが、体調不良の場合もあるので、おかしいなと感じた場合は、迷わず動物病院を受診することをお勧めします。
︎5.少し呼吸が早い
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猫は体のどこかに痛みを感じていたり、体調が悪かったりすると、呼吸が速くなることがあります。見た目に明らかな変化があまりでないので、動物病院を受診するか迷われるかもしれません。
少しの呼吸の変化に迷いなく気がつくためにも、日頃から愛猫の正常時の呼吸数を把握し、記録しておくようにしましょう。
︎6.グルーミングの頻度が変わる
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猫のグルーミングがいつもより少ない場合、もしかしたら猫の体調が悪くグルーミングをする体力がなくなっているからかもしれません。
逆に同じ場所をしきりにグルーミングをしている場合には、皮膚トラブルやできもの、違和感を感じている可能性があります。
グルーミングの頻度の変化は飼い主さんにしか気がつくことができない大切な情報ですので、小さなことと思わず、動物病院に相談しましょう。
︎まとめ
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食欲不振や下痢、痙攣など明らかな体調不良は簡単に気がつくことができますが、猫は比較的見た目に分かりにくい体調の変化が多い動物です。
今回ご紹介した体調不良のサイン以外にも、飼い主さんにしか分からない「何かがおかしい気がする」「なんとなくいつもと違う」という直感に近い感覚が病気を早期発見するために、とても大切になってきます。
明らかな症状がなくても、動物病院では検査をすることができるので、愛猫のわずかなSOSのサインを見落とさないようにしましょう。
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