肩に乗りたがる猫のキモチ4選
1.飼い主さんの近くにいたい
甘えん坊な性格の猫ほど、飼い主さんに近づきたいというキモチが生まれ、肩に乗りたがることが考えられます。
基本的に猫は、パーソナルスペースを大切にする生き物なので、50cm〜1.5m程度の距離が必要と言われています。
しかし、親密度が高い飼い主さんであれば、そうとも限らないようです。
肩に乗っている状態は、頬に触れられるほど近い距離であり、猫に信頼されている証に違いないでしょう。
2.要求を叶えたい
飼い主さんに近づいて、要求をアピールする猫もいるでしょう。
特に、執拗に鳴き続けるような落ち着かない様子が見られる場合は、何かを求めている可能性が高いです。
お腹が空いているのか、遊んでほしいのか、ただ構ってほしいだけなのか、猫のキモチを探ってみましょう。
その際、猫の普段の行動パターンや体調にも目を向けると、より正確に意図を理解できるかもしれません。
3.居心地がよい
猫は、飼い主の肩を、高い位置を確保できるうえに、人肌の温もりを感じられる心地よい場所として認識していることが考えられます。
もともと野生で生きていた猫は、外敵から身を守ることができ、獲物を見下ろせるという高い場所を好む習性があります。
今でも名残として引き継がれているため、居心地のよさを感じるのでしょう。
また、寒い季節は暖を取ろうとして、肩に乗る頻度が一層高まるかもしれません。
4.ジャンプ台にしたい
飼い主さんの肩を利用して、さらに高い場所に飛び乗ろうという思惑を持っている猫もいます。
筆者がネットで調べたところ、冷蔵庫や窓辺などに移動したいときに肩に乗ってくるという体験談を見つけました。
他の家具などとは違って、飼い主さんは歩いて移動してくれますし、まるで乗り物のような利便性を感じているのかもしれません。
肩の上の不安定さが気になる人もいるかもしれませんが、ゆらゆら揺れる状況さえも、猫は楽しんでいるのでしょう。
肩乗り猫になってもらう方法はある?
「まだうちの愛猫は、肩に乗ったことがない」という飼い主さんも、諦めるのはまだ早いです。
猫との距離が近いタイミングを見計らって、自然と肩の上に誘導していきましょう。
たとえば、猫がソファの近くにいるときなどに、肩をポンポンと叩いてサインを出したり、肩の方で猫を抱っこしたりして、反応をうかがってみてください。
決して無理強いせずに、少しずつ、肩乗りの心地よさを感じてもらうことが大切です。
肩乗りに成功した場合は、ご褒美のおやつを与え、肩に乗るといいことがあると印象づけてあげてください。
誤って肩から落ちることがないように、移動せずに様子を見守ってほしいものです。
まだ子猫であれば、好奇心旺盛な傾向があるため、肩乗り猫になりやすいかもしれません。
まとめ
多くの飼い主さんが、肩乗り猫に憧れを抱いているのではないでしょうか?
近くにいたい、要求を叶えて欲しいという健気なキモチのあらわれに、ハートを鷲掴みされることでしょう。
たとえジャンプ台にしたいという裏のキモチが隠れていても、肩に乗ってもらえるだけで十分満足できそうです。
日頃から意識的に猫を誘導し、肩の上が居心地がよい場所と認識してもらいましょう。
肩乗りが成功した暁には、猫が誤って落下しないようにご注意ください!
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