1.一緒に食事をしたがる
食事の時間になると、人間の家族同様に自分の食器の前でお利口に座る猫は、自分を人間だと思っている可能性が高いです。
とくに飼い主を自分の仲間だと思っていると、「わたしにも食事をちょうだい」と言わんばかりにアピールしてきます。
これは猫が単に食べ物に興味があるだけでなく、飼い主と同じことをしたい、同じ時間を共有したいという欲求のあらわれなのかもしれません。
2.布団に入って寝る
猫が布団に入って寝る行動は、まるで自分を人間だと思い込んでいるかのように見えますね。
実はこの行動には、いくつかの理由があるようです。まず布団は暖かく、柔らかい場所であり、猫にとって快適な寝床であること。
もうひとつは大好きな飼い主の体温やにおいを感じることで、猫はリラックスして眠れるからです。
猫に布団を占領される飼い主は多いですが、このような愛おしい理由があるなら、強制的にどかすわけにはいかなくなりますね。
3.人間の会話に参加してくる
猫が人間だと思い込んでいるような行動のひとつに、人間の会話に積極的に参加してくることがあります。
たとえば家族がテレビを見て笑い合っているときに、そばに寄ってきてテレビのほうをみたり、話しかけると鳴き声を上げて反応したりします。
猫は人間の表情や感情を読み取れるといわれているので、飼い主がいつもより楽しそうにしたり、反対に悲しそうにしたりすると、気になって様子を見に来ているのかもしれません。
4.人間のような仕草をみせる
猫が「人間のような仕草を見せる」行動は、猫が自分を人間だと思い込んでいるかのように感じさせます。
たとえば座るときに後ろ足を投げ出してリラックスした姿勢をとったり、食事中に人間のように器用に手を使ったり。
これらの仕草は偶然に生じることもありますが、猫の「真似」する習性が関係しているとも考えられます。
実は猫には信頼する相手の行動を観察し、真似をすることで、「生きていくためのスキル」を身に着けようとする習性があります。
つまりソファでだらしなく座るのも、手を使って食べるのも、信頼する飼い主が行っているから、それを真似しているだけなのかもしれません。
人間からしたら「生きていくスキル」には感じられないでしょう。しかし猫にとっては、「信頼する飼い主がやっていること=重要なこと」と認識しているので、一生懸命真似をするんですね。
ちなみに猫同士がシンクロするのも、この「真似」の習性が関係しています。
5.二本足で立ちあがる
猫が人間だと錯覚しているような行動のひとつに、二本足で歩くことが挙げられます。
普段は四足で歩く猫が、ふとした瞬間に二本足で立ち上がり、数歩歩く姿を見かけたことがありませんか?
まるで人間が歩いているように見え、飼い主を驚かせることも少なくありません。
しかしこれは、猫が人間になりたいから歩いているわけではありません。
猫が二本足で歩く理由はまだ解明されていない部分もありますが、飼い主とのコミュニケーションを図りたい・高いところから観察したい・遊び心からなど、さまざまなものが考えられているようです。
偶然によって生じる猫の二足歩行ですが、くれぐれも無理やり二本足で立たせようとするのは控えてくださいね。愛猫の二足歩行が見られたら「ラッキー」だと思いましょう。
まとめ
猫が自分を人間だと思い込んでいるかどうかは分かりませんが、確かに人間のような行動を見せることがあるのは事実です。
今回紹介したような行動も、その真意は猫に聞いてみないとなんともいえません。ただ少なからず、飼い主の真似をしたい・一緒にいたいなどポジティブな気持ちが隠れているはずです。
ぜひ愛猫の「人間っぽい」行動にも注目し、猫たちの隠れた気持ちを推測してみて下さいね!
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