猫と暮らすと不幸になる人の7つの特徴
猫と暮らすと不幸になる人がいるというのは、けっして大げさな話ではなく、現実的な理由から猫との生活に向いていない人がいるのです。
以下に、そのような人の特徴を7つ挙げてみました。
1.アレルギー体質など健康上の問題がある
猫を飼いはじめる前にアレルギー体質である場合、猫と暮らすことで症状がいっそう悪化してしまう恐れがあります。
アレルギーの状態は人によって異なります。多くの猫アレルギーを持つ人たちが「清潔にしていれば問題ない」と言っていても、自分が重症化しないという保証にはなりません。
特に気管支喘息など持病がある人は、命に関わる危険性もあることを覚えておきましょう。
2.賃貸でペット不可物件に住んでいる
ペット不可物件での猫の飼育は契約違反となり、大家さんから強制退去を迫られる可能性があります。
なかには隠れて飼っているという話も耳にしますが、猫の命を預かる飼い主が、そのような違反行為を行うことは決して良くありません。
集合住宅であればほかの入居者の不利益となりますし、強制退去によって新しい物件が見つからないという悲劇にもつながりかねません。
3.責任感が足りない
責任感は、気持ちだけの問題ではありません。実際に行動するべきことができない人は、猫の飼育には向いていません。
猫の適切な食事や健康管理は飼い主として当然やるべきことですが、そのほかにも各自治体の条例に従った室内飼い、脱走防止策なども必要となります。
命ある動物と暮らすという責任がない人は、猫と暮らすと不幸な結果を招きます。
4.猫の習性や行動を理解・許容できない
猫を飼う前はテレビや雑誌、インターネットなどで山のようにかわいい姿を見てきたことでしょう。もしかしたら、猫カフェや譲渡会などで実際に猫と触れ合った経験もあるかもしれません。
しかし、実際に猫を飼うとその習性や行動に悩まされる人が多いのも事実です。
壁や柱での爪とぎや食卓にのぼる、夜中に暴れだす、いうことを聞かないなど、猫の行動を理解できずに怒りを覚えるような人は、猫を飼うのはよく考えたほうがよいでしょう。
5.忙しすぎて世話をする時間がない
猫も人も健康なときには、自分のことはだいたい自分でできるものです。猫のよほどの子猫でなければ、お留守番できる個体がほとんどです。
しかし、忙しすぎてお世話をする時間がないのであれば、まず動物を飼う環境ではないことを自覚する必要があります。
猫は人より先に年を取り、病気になれば看病も必要です。たとえ、ペット保険に入っていても動物病院がすべてのお世話をするわけではありません。猫を飼うのに必要な時間的コストをよく検討してください。
6.経済的に余裕がない
動物病院は自由診療と呼ばれ、人のように保険制度で保障されていないため、医療費の全額が自己負担となります。
もし、経済的に余裕がない状態で猫を飼うと、猫に適した食事や必要な医療を受けさせてあげられないだけでなく、飼い主自身の生活費も圧迫し、精神的にも経済的にも大きな負担となる可能性があります。
特に子猫の適切な時期に、数万円の不妊治療ができないような環境では、けっして猫を飼うべきではありません。
7.潔癖症で傷や汚れを過度に気にする
猫を飼うと大量の抜け毛やトイレの砂の飛び散りなどは、かなり日常的な出来事です。また、健康な猫であっても、ときには食事の吐き戻しをすることもあります。爪が長いとフローリングやカーテンなどを傷つけることもあります。
このような猫の行動は、常に清潔でありたい人には精神的な負担になるかもしれません。
本来であれば、淡々と片づけるしかないのですが、過度に気にしすぎる場合、イライラや不安から精神状態が悪化して猫も人も不幸になる危険があります。
猫と暮らせるために改善すべきこと
猫と暮らすと不幸になる人の特徴を知って、なんとなく猫を飼うことに不安を感じてしまう人もいるかもしれませんが、キチンと対策することで、猫をお迎えすることは十分可能です。
以下の対策は、猫を飼うためにはとても大切です。
- 1.自身の健康管理をする
- 2.猫の住環境を整える
- 3.経済的な見通しを立てる
- 4.猫に関する知識を持つ
- 5.サポート体制を構築する
まずは自分自身の健康です。アレルギーや持病がある人は、猫を飼う前に医師に相談しておきましょう。万が一に備えて、家族や友人に協力をお願いできるかどうかを確認しておくとよいかもしれません。
そして、猫を飼うのは、ペット飼育可の物件であることが重要です。猫は爪とぎや走り回ることもあるため、周囲に迷惑にならないような環境はとても重要です。
猫好きであれば、猫の良い面ばかりを見てしまう傾向にありますが、個人ブログやSNSなどでは、病気やしつけに困ったりしている飼い主さんのリアルな状況も書かれています。猫を飼うと、どのような問題が起きるかを知っておくことも大切です。特に、潔癖症の人は、猫の吐しゃ物や排泄物にも対処できるかを考慮しましょう。
「家には寝に帰るだけ」という多忙な人、必要な経費も払えないほど経済的に困窮している人などは、そもそも猫を飼うことが適切でない場合がありますから、猫のお迎えは慎重に検討することが重要です。
まとめ
猫を飼うことはけっして楽しいことばかりではありません。適切ではない状態で猫と暮らすと、不幸になってしまう人もいるためです。
猫アレルギーや潔癖症、あるいはペット不可物件は、猫を飼える状況ではありませんし、責任感・知識・時間的・経済面での不足は、飼い主自身にも負担が大きすぎます。
しかし、場合によっては、改善することで猫のお迎えは可能になります。
猫の知識は、すこしずつ身につければ問題ありませんし、猫の飼育が可能な住宅への転居も無理なことではありません。
猫を飼う前に自分の状況を客観的に見て、十分な準備をすることが、猫との幸せな暮らしの鍵となります。猫にも周囲にも信頼される責任ある飼い主として、猫ちゃんをお迎えするようにしましょう。
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