1.猫のお世話をする・遊んでくれる人
猫はご飯をくれる人、トイレを掃除してくれる人など家族のなかでの役割を理解して態度を変えます。
たとえば空腹のときには、ご飯をくれる人のところにおねだりに行く、トイレを使ったらトイレ掃除をしてくれる人に「おしっこ出たよ」と報告しにいくといった行動が見られます。
また猫は遊びたくなると、いつもいっしょに遊んでくれる人のところにお気に入りのおもちゃを持っていったり、家具の陰に隠れて遊びに誘ったりします。
要求する相手は誰でも良いわけではなく、それぞれの役割を理解して「いつもしてくれる人」を選んでいるのは確実です。
お腹が空いたときにご飯をくれる人がいないと、すぐ近くに人がいても我慢して待っている猫もいます。
2.話し声が大きい・声が低い人
猫の聴力は人間の3倍とも、4倍とも言われています。そのため人間にとってはなんでもない大きさの音であっても、聴覚の優れている猫には大きくて不快な音だと感じてしまうことがあります。それは人間の話す声に対しても同じです。
また猫は、声が低い人は苦手だと言われています。動物にとって低い声は、唸り声や威嚇といった意味があるため、猫を落ち着かない気持ちにさせてしまうのでしょう。
そのため常に話し声が大きい人、声の低い人、大きな声で怒鳴る人は猫に苦手意識を持たれ、態度を変えられてしまう可能性があります。
3.しつこく触る・追いかける人
猫はしつこく触られたり、追いかけまわされたりするのが苦手です。
猫好きな人は、猫と仲良くなりたい、猫を触りたいという気持ちが強く、ついつい「かまいすぎ」になってしまう傾向があると言われています。
たとえば寝ているとき、リラックスしているとき、ひとりになりたいときでも気になってのぞいてしまう、撫でてしまうという人は要注意でしょう。
猫はひとりの時間を大切にしたい動物ですから、あまりにもしつこければ、たとえ大好きな飼い主さんであっても嫌われてしまうかもしれません。
もしほかの家族は大丈夫なのに、あなたが愛猫に近づいたときに離れていった、あなたに撫でられるのを嫌がるような態度が見られるようなら、自分の接し方をふり返ってみる必要があるでしょう。
まとめ
家族の中でも人によって愛猫の態度が違うと感じている人も多いのではないでしょうか。
猫は、ご飯やトイレ掃除などのお世話をしてくれる、いっしょに遊んでくれるなど、自分にとって得がある人には愛想が良かったり甘えたりします。反対に、大きな声や低い声で話す、しつこく触ったり追いかけたりする人は苦手で、一切かかわろうとしないことも。
つまり人と接する際の態度を見れば、猫がその人のことをどう思っているかもわかるのです。
ですから猫と仲良くなりたい、好かれたいと思うなら、猫の嫌がる行動を避けて、大好きな「おやつ」をあげるなど猫が喜ぶことをしてあげるのが近道でしょう。
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