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戦禍のウクライナで「名誉市長」を務める猫、人々の心を癒す 本物の市長と行事に出席することも


市庁舎で暮らし始めた猫を「名誉市長」に

パソコンを使う猫

画像はイメージです

茶トラ猫「Levchyk」がウクライナの都市リヴィウの市庁舎に住み着いたのは、2020年9月初めのことでした。庁舎バルコニー近くの木に登って降りられなくなっていたこの猫を、職員が何とか助けたのが始まりです。

飼い主を探したのですが、見つかりません。やがて野良猫だとわかって、市職員が保護しました。獣医に診てもらったあと、市庁舎内で暮らすことになりました。

以来、Levchykは「猫市長」と呼ばれるようになり、職員がSNS上に専用ページを開設して、最新情報を発信しています。ウクライナ国内外に多くのフォロワーがいます。

この猫のInstagramページには、本当の市長であるAndriy Sadovyi氏とともに各種行事に出席したり、外国からの訪問団や有名な来賓の方々を出迎えたりしている姿がたくさん掲載されています。Levchykが、かわいらしく前足を振って写真撮影のためにポーズをとる場面も投稿されていますよ。

猫を主人公にした本も

開いた本の下にもぐる猫

画像はイメージです

リヴィウ在住の作家Natalka Maletychさんは、この猫を主人公にして「猫のLevchykと聖ニコラス」という本を執筆しました。

この本は、名誉市長になる前の猫人生を描いています。大部分の内容が実際に起こったことであって、架空の話ではないといいます。

「戦争や災害が起こるたびに、人間だけでなく猫でさえも、もっとも助けを必要としている人たちを救おうとするのがウクライナの精神です。猫のLevchykは、周囲を助けるためにずっと努力を続けています」と話すNatalkaさんです。

国内外に多くのフォロワーが

リヴィウの歩道にたたずむトラ猫

画像はイメージです

Instagramアカウント「lvivcitycat」では猫の写真や動画も見られるし、イベントなど役立つ情報も掲載されています。Levchykは、慈善事業のためのPRにおおいに貢献しているのです。このページを見て「いいね」をつけると、Levchykもきっと喜ぶことでしょう。

戦禍のウクライナは引き続き苦境にありますが、いつの時代でも動物をやさしく扱うことは忘れずにいたいものです。だって動物たちは人間と違って、いくら困っていても、声高にまわりの人々に助けを求めることはできないのですから。動物にやさしい社会こそが、真の人道的な世界なのではないでしょうか。

出典:Levchyk, the feline mayor of Lviv


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