1.ブドウ
![ブドウに前足を伸ばす猫](https://image.kingsoft.jp/starthome/nekochan/2024-04-08/037964b77e4d64bf69e5e28134ae9ed8_lg.jpg)
ブドウは、猫に害になるフルーツの中でも特に危険なものです。食べてしまうと、急性腎不全を引き起こす恐れがあるといわれています。急性腎不全を起こすと、急速に腎機能が低下してしまい、最悪の場合命に至ることがあるのです。
猫はもともと、腎臓の疾患にかかりやすいといわれています。高齢猫や腎臓の弱い子は特に気をつけないといけません。もちろん、ぶどうの加工品であるレーズンやジャムなども与えないで下さい。
2.オレンジ
![窓辺の猫とオレンジ](https://image.kingsoft.jp/starthome/nekochan/2024-04-08/d4b08d6eb34253a3cb3e6d5b0733ff23_lg.jpg)
爽やかなオレンジの香りには癒し効果があり、アロマテラピーにも使用されます。
しかし、オレンジの皮には「リモネン」という成分が含まれ、これを猫が摂取すると中毒を起こすことがあるのです。下痢や嘔吐、皮膚のかぶれや震えなどの症状が現れるとされています。
柑橘系の香りが苦手な猫が多いので、オレンジそのものをかじることは少ないかもしれませんが、お菓子やジャム、洗剤などの日用品に含まれていることがあるので、気をつけましょう。
オレンジ以外にも、みかんやレモン、グレープフルーツなどの柑橘系の皮にはリモネンが含まれています。
3.パパイヤ
![パパイヤと猫](https://image.kingsoft.jp/starthome/nekochan/2024-04-08/c7c58b25e619916212cd2a1f83474dcb_lg.jpg)
パパイヤは、キャットフードの原料に使用されることもありますが、生で与えることはおすすめできません。パパイヤに含まれる「パパイン」という酵素で、猫がアレルギーを発症することがあるからです。
アレルギーを起こすと、口の中や唇に炎症を起こしたり、重度になると気管が腫れ、呼吸困難を引き起こす危険性があります。
また、アレルギー以外にも消化不良を引き起こすこともあるため、注意が必要です。パパイヤを与える場合は、猫用に加工されたものにしましょう。
4.イチジク
![イチジクの枝の間にいる猫](https://image.kingsoft.jp/starthome/nekochan/2024-04-08/2560bc7b22923324edf93ec74acc67e2_lg.jpg)
イチジクには、猫が中毒を起こすといわれている「フィカイン(フィシン)」と「フラノクマリン(フロクマリン)」という成分が含まれています。
食べてしまった場合、下痢や嘔吐などの症状が現れます。葉や茎に触れただけでも皮膚がかぶれることがあるため、猫がイチジクで遊ばないよう気をつけましょう。
乾燥させたイチジクやジャムも食べさせないようにして下さいね。
まとめ
![猫とブドウ](https://image.kingsoft.jp/starthome/nekochan/2024-04-08/5886066634d9512796f44d1dabb0c1bf_lg.jpg)
おいしくて体に良いイメージのフルーツですが、猫には要注意です。与えてしまうと、中毒症状を引き起こしたり、健康を害することがあります。
もしもこれらのフルーツを猫が食べてしまった場合は、無理に吐き出させようとせず、すぐに動物病院に連絡して獣医師からの指示を仰ぎましょう。
その際、「何を」「いつ」「どのくらいの量」食べたのかを伝えられるようにしておくとスムーズです。症状が出ていないかどうかも確認して下さいね。
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