SDGsとサステイナブルの意味をおさらい
SDGsとは「持続可能な開発目標」のことを意味し、17のゴールが設けられています。
簡単に言えば「世界の全ての人々がこれからも地球で暮らしていけるよう協力し、さまざまな課題に取り組み、解決して、豊かな未来をつくるための目標」です。
一方サステイナブルは「継続」を意味しており「これからも継続して地球で暮らすこと」を指します。
どちらも似たような意味ですが、SDGsは目標、サステイナブルは概念を言い表しています。
SDGsのゴールの中でも、目標12「つくる責任 つかう責任」と目標15「陸の豊かさを守ろう」などが、猫にも大きく関係しています!
1.食器は陶器を取り入れ、フードロス削減に努めよう
一般社団法人ペットフード協会が発表した令和4年度の「ペットフード流通量調査結果」のデータによれば、猫のペットフードの出荷量は「32万735トン」にのぼります。
人と違ってフードロスは数値化されていませんが、仮に廃棄分を1%で試算しても「約3万2千トン」と、決して少なくない量にのぼるかもしれません。
フードロス削減のため、賞味期限を確認しながら愛猫が食べきれる量を購入し、好んで食べなかったものは寄付や譲渡することを検討しましょう。
また、猫の食器は紙(使い捨て)やプラスチックは避け、陶器を取り入れることをオススメします。
食べやすい大きさや高さの食器にすると、食べ残しを減らせる可能性もありますよ!
2.環境にやさしいアイテムを取り入れよう
猫に関連したアイテムの中でも、今回は「おもちゃ」「爪とぎ」「買い物袋」に着目してご紹介します。
ねこじゃらしなどの「おもちゃ」には、天然素材、リサイクル素材などを使用したアニマルフリー(動物性素材不使用)のものをできるだけ取り入れてみましょう。遊び方を工夫すれば、継続して愛猫を楽しませることができるでしょう。
「爪とぎ」によく使われている段ボールも、再生紙が使用されたアイテムが多く流通されているため、取り入れやすいです。
そんな猫の生活用品を買いに行く際には「買い物袋」が欠かせませんが、ビニール製などの使い捨てではなく、エコバッグを取り入れましょう。
3.室内飼いを検討しよう
飼い猫であっても一歩外に出ればハンターと化し、小動物などの野生動物を捕まえることもあるのは皆さんもよく知っていることでしょう。
しかし、この行動による生態系への影響が、世界的に問題視されており、国際自然保護連合(IUCN)が指定している「侵略的外来種ワースト100」に猫が選ばれているほどです。
もちろん猫は、単に本能のまま行動しているだけですが、影響力の大きさに驚かされることでしょう。
それだけではなく、捕まえた獲物を介して、猫が病気に感染するリスクを高めることにつながります。
野生動物保護の観点そして猫の安全のために、室内飼いを検討しましょう。
まとめ
私たち飼い主だけでなく、猫にもSDGsは深く関わっています。
SDGsに指定されている17のゴールの中でも、目標12「つくる責任 つかう責任」と目標15「陸の豊かさを守ろう」が大きく関係していると言えるでしょう。
目標12に貢献するため、フードロス削減に努めたり、環境にやさしいアイテムを取り入れていきたいものです。
アイテム選びの際には「おもちゃ」「爪とぎ」「買い物袋」などの定番のものから検討してみてはいかがでしょうか?
一方、目標15の貢献に向けては、室内飼いを検討し、猫と野生動物の関わりを避けるようしましょう。
猫の野生動物を捕まえる行動は、生態系に影響を及ぼしており、世界的に問題視されているのが理由です。
まずは手軽に取り入れられることからSDGsに挑戦し、猫と一緒にサステイナブルな暮らしにアップデートしませんか?
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