1.トルコ
トルコは猫への愛が溢れた国です。
大きな理由として、トルコの人々の多くが信仰している宗教「イスラム教」に関係があります。
イスラム教の開祖であるムハンマドは、猫への愛を人々に説くほどの猫好きだったこともあり、トルコでは猫は神聖化されています。
野良猫にも名前をつけることが一般的だったり、首都であるイスタンブール地区には動物救急車が整備されていたりと、どんな猫も分け隔てなく大切にされていることが分かります。
動物救急車は、猫の緊急事態をみつけて電話で通報すると救助に駆けつけ、必要な治療などをしてくれる仕組みなのだそうです。
そんなトルコの人々と猫の温かな交流は「猫が教えてくれたこと」というタイトルで、2016年に映画化されました。
手軽に旅行気分も味わえますので、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか?
2.ギリシャ
ギリシャの人々は情深い国民性を持っており、その優しさは人だけでなく猫にも行き渡っています。
猫が気軽に過ごせる環境が整っているため、美しい街並みの至るところで猫に出会えます。
エーゲ海は古代ギリシャ文明の発祥地とも言われており、歴史的な背景も豊かな場所なので、たくさんの観光客が集まる場所です。
そのエーゲ海に浮かぶ島のひとつであるシロス島には、猫の保護施設「God's Little People Cat Rescue」があります。
2018年に、住み込みで猫の世話をするという内容で求人を募集したところ、世界各地から応募が大量に寄せられたのだそうで、当時はニュースにもなりました。
保護施設には猫カフェも併設されているようで、猫の支援にもつながるそうです。
美しい景色や歴史に触れるだけではなく、現地の猫に会いに行ってみませんか?
3.ポーランド
ポーランドには、世界で2番目に古くから存在する動物保護協会があり、ペットの保有率が高い国と言われています。
日本でも人気のあるポーランド食器は、猫をモチーフにしたデザインもあるようです。
そんなポーランドの都市シュチェチンには、かつて「Kot Gacek」という観光スポットがあったのをご存知でしょうか?
ぽっちゃりとした体型の野良猫「ガツェク(Gacek)」に会える場所として人気を呼び、地図サイトに情報が登録されたほどでした。
筆者が調べたところ、ガツェクは既に保護され、2023年9月に新しい家族が見つかったそうで、健康的な体型も手にいれ、新たな生活をスタートさせているようです。
新しい家族が見つかったことが理由なのか、現在は地図サイトで確認できなくなりましたが、きっと今も幸せに暮らしていることでしょう。
まとめ
今回は猫好きとして知られている3つの国をご紹介しました。
猫を神聖化しているトルコ、エーゲ海などの美しい景色も一緒に楽しめるギリシャ、野良猫が観光スポットに発展するポーランド、各国それぞれの魅力があります。
保護猫活動への関心の高さにも驚かされます。
国ごとに国民性や暮らしぶりは異なりますが、猫を好きな気持ちは共通しているようです。
今回ご紹介した国以外でも、猫好きの国は多く存在しておりますので、気になった方は調べてみるとよいでしょう!
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