猫に嫌われたら即取り入れたい「信頼回復法」
猫との信頼関係を築くのは並大抵のことではありません。毎日ごはんをあげたり、トイレを掃除したり、ご機嫌のときにはかまってあげたり…。
しかし、日々の積み重ねでやっと築いた信頼関係も、繊細な猫相手では、人間の他愛もないちょっとしたことで一気に崩れ去る場合もあります。そしてそのような状況は誰にでも起こる可能性はあります。
後悔しないためにも、猫に嫌われたら即取り入れたい「信頼回復法」をしっかり覚えておきましょう。
1.構いすぎない
猫に嫌われてしまった場合、こちらから積極的に関わろうとすると、猫はかえって警戒して逃げたり隠れたりしてしまいます。
焦って猫の機嫌を取りたくなる気持ちは理解できますが、そのような時こそ無理に愛猫に近づかないようにしましょう。猫の警戒心が解けて機嫌がなおってくれれば、猫の方からこちらに近づいて来てくれます。
なお、猫が触らせてくれるようになっても、嫌がった場合はそれ以上構うのをやめましょう。
2.猫を驚かせない
飼い主さんへの信頼度が下がっているのに驚かせてしまうと、さらに警戒されてしまいます。
大きな声や物音を出したり、大きな動きをすると猫が驚くので、なるべく静かにして猫が安心できる環境をつくりましょう。
3.お世話をする
猫が信頼するのは、母猫のように身の回りのお世話をしてくれる人です。そのため、猫に嫌われてしまっても、構いすぎないようにしていつものようにお世話をしましょう。
メインのお世話を自分以外の家族がしている場合は、ごはんをあげる係になると猫から信頼されやすいです。おいしいものをくれる人に猫は心を開きやすいためです。
4.話しかける
猫との関係をいいものにするには、話しかけることも必要です。
猫が聞き取りやすく安心しやすいのは、高めの声です。小さな子どもに話しかけるようにやさしく話しかけましょう。
猫は飼い主さんの雰囲気や声のトーンなどから、何を言われているのか感じ取っています。猫の名前を呼びながら優しい高めの声で「かわいいね」「おりこうさんだね」などの言葉をかけてあげると、安心してくれるでしょう。
猫にいやがられる原因に繋がるNG行為
信頼回復法がわかったところで、猫にいやがられる行為をし続けてしまっていては、元も子もありません。
猫にいやがられる原因に繋がるNG行為がどのような行為なのか、自分はその行為をしてしまっていないか、今一度確認しておきましょう。無意識にしてしまっていた場合は、今すぐ改める必要があるかもしれません。
無理に構う
なでる、抱っこをする、お手入れをするときなど、猫が嫌がっているのに開放せず構い続けると「この人に捕まるのは嫌だ」と逃げるようになってしまいます。
猫が嫌がったらやめる、猫が嫌がる前にやめるようにしましょう。
猫が驚くことをする
猫は突然の大きな音や大きな動きが苦手で、驚いて逃げたり隠れたりしてしまいます。
足音やドアを閉める音などが大きいと、安心して生活できません。
元々の声量が大きい場合は難しいかもしれませんが、足音やドアの開閉音などは工夫することで対応できるかもしれません。猫が驚かずに済み、自分もストレスにならない工夫を探してみましょう。
猫を叱る
好奇心や退屈などが原因で、猫がいたずらをしてしまうことがあります。
しかし、猫にしてほしくないことがあっても、それをやめさせるしつけをするのは難しい、と言われています。
実際、猫を怒鳴って叱ったり、体罰を与えても猫は理解できず、飼い主さんに対して恐怖心を抱いたり、攻撃的になったりすることがあるのです。
猫にしてほしくないことがあるときは、叱らずに済む工夫をする、そもそも物理的にいたずらできないような環境作りをすることがポイントです。
まとめ
猫を構いすぎたり、驚かせてしまったりすると嫌われてしまう場合があります。
猫からの信頼を回復させるには、少し距離をおくことが必要です。無理に近づかずに、やさしく話しかけてみましょう。ごはんの用意をしたりトイレ掃除をしたりしてお世話をすることも大切です。
猫からの信頼を回復するには時間がかかることもありますが、焦る必要はありませんので、ゆっくり猫のペースに合わせてあげましょう。
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