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猫に『日光浴』が不可欠な4つの理由 逆に健康トラブルにつながるNGなシチュエーションも


猫に「日光浴」が不可欠な理由

室内で日光浴する猫

猫が大好きな「日光浴」。ひなたでまったりしている姿をよく目にしますよね。日光浴の心地よさは人間でもよく分かりますが、猫にとっては心地よい以外にどのようなメリットがあるのでしょうか。

まずは猫に「日光浴」が不可欠と言われている理由をご紹介します。

1.殺菌効果がある

猫が太陽の光を浴びると、紫外線による殺菌作用で皮膚や被毛の健康を保つ効果が期待できます。

体に付着した細菌やウイルスからも身を守り、同時にダニやノミなどをよせつけません。

適度な日光浴は免疫力も高めますので、病気になりにくい体を作るサポート的な役割を担っています。

2.ストレス軽減

日光浴が猫にとって重要なのは、ストレス解消とリラックス効果があるからです。

太陽の光を浴びることでストレス解消に効果的な「セロトニン」という物質を作り、神経系に働きかけることができます。

セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれているほど、精神を安定させる役割もあるのです。日光を毎日適度に浴びることで、猫のストレスを軽減し、心の安定を促すことができます。

3.代謝が良くなる

日光浴は、猫の食べ物の消化をスムーズに行う効果もあります。

太陽の温かい光を浴びて体温が上昇することで新陳代謝が活発になり、細胞の若返りや病気の予防にも効果が期待できます。

4.健康な歯と骨の維持

猫が日光浴をすると、紫外線から体内でビタミンDを生成することができます。ビタミンDは、健康な歯と骨を維持するためにカルシウムの吸収を助ける役割があるため、猫の体にとても重要です。

食事からも摂取できますが、十分に補うためには日光浴が不可欠なのです。

「日光浴」で健康トラブルにつながる可能性も

ブラインドと猫

上記のように、猫にとってメリットの多い日光浴ですが、健康を維持するためには日光を「適切な状態で」「適度に浴びること」が大切です。

体に良いからといって、頻繁に太陽の強い光を体に受ければ、健康上のトラブルを起こす可能性があります。

  • 健康に問題があるとき
  • 炎天下で長時間の日光浴
  • 猫が自由に移動ができない

このような状況に問題がある場合、猫の日光浴はおすすめできません。

たとえば、皮膚トラブルを抱えている時に炎天下で強い光を浴びれば悪化する可能性もありますし、免疫力が弱っている状態では熱中症にもなりやすいです。

猫が自ら日光を浴びることが理想ですので、半ば強制的な日光浴はさせないようにしましょう。

室内猫の場合は、ガラス越しの日光浴で問題ありません。外から差し込む光で、のびのびと日光浴させてあげたいですね。

まとめ

窓際の猫

「日光浴」をしなければ猫の体に悪影響をもたらすということはありませんが、猫が適度な日光浴をすることで得られるメリットは多くあります。

猫の体調や気温、時間などのNGなシチュエーションに配慮すれば、日光浴の効果を十分に期待することができるでしょう。

猫がリフレッシュできるような日光浴で気持ち良く過ごさせてあげたいですね。


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