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愛猫には大迷惑?飼い主が『だらしない』と起きがちな4つのリスク


1.汚い部屋は誤飲・怪我のリスクがある

ゴミ箱と猫

部屋を散らかしたままにしていると、猫が誤飲や怪我をするリスクが上がります。

ゴミを床に放置しているとまではいわなくとも、ゴミ箱にいたずら防止の工夫をしていなかったり、物を置きっぱなしにしている人は結構多いのではないでしょうか。

猫がゴミを誤飲すると中毒や腸閉塞、消化器を傷つけるなどの誤飲トラブルを起こす危険があります。とくに誤飲しやすいのは、食べ物のニオイが付いた骨や爪楊枝、おもちゃと間違えやすい紐や輪ゴムなどです。

また猫が暮らしやすいように整頓されていない部屋も要注意。棚から物が落下して猫が怪我したり、落下したものを猫が見つけて誤飲したりと、さまざまなリスクが伴うからです。

とくに猫のお気に入りの場所は、普段からこまめに整える習慣を付けましょう。

2.ケア不足は病気の原因になる

ブラッシングする猫

猫は毛づくろいや爪とぎをするから、飼い主がケアしなくてもいい…そんなことはありません。

実はセルフグルーミングには限界があり、あご下やしっぽの根本など毛づくろいが行き届かない部位があります。

またシニア期はセルフグルーミングをする体力が減り、若いころほどキレイにはできません。人間がブラシですいてあげることで、毛球症や皮膚トラブルを予防できるのです。

また猫は爪とぎをしますが、爪をとぐ理由はあくまで「鋭くさせるため」です。外の世界では木に登ったり獲物を仕留めるのに鋭い爪が役立ちますが、家の中ではカーテンや家具に引っかかって怪我をしてしまいます。鋭くなった爪を丸くするために、面倒でも爪切りをしなければなりません。

3.マナーを守らないと暮らしにくくなることがある

窓からのぞく猫

飼い主の怠慢によって起こるリスクは、怪我や病気だけではありません。

玄関の扉や窓を開けっぱなしにして猫が逃げ出すと、近所の人に迷惑をかける場合があります。よその敷地に入って排泄をしてしまったり、鳴き声で迷惑をかけてしまったり、車や庭に損害を与えてしまったり…。考えられるトラブルは山ほどあります。

また交通事故や感染症のリスクも格段に上がるので、猫自身にとっても非常に危険。迷い猫と間違われて保護されて、殺処分されてしまった…ということにもなりかねません。

たまには外で自由にさせてあげたいという気持ちになるのは悪いことではありませんが、猫との生活を守るために社会のルールは守るようにしましょう。

4.病院をさぼると健康へのリスクも

体を掻く猫

病院でのワクチンや定期健診をさぼると、猫自身も被害をこうむることがあります。

健康な猫でも、1年に1回のワクチンとノミ・ダニ予防が推奨されていることはよく知られていますね。ワクチンは猫が感染しやすいさまざまな感染症から身を守ってくれます。

ノミ・ダニ予防も猫のために必要な処置ですが、予防しておけばSFTSと呼ばれる人にも広がるトラブルの人間への被害も防げます。

また猫の様子がいつもと違うときは、早めに病院へ連れていくようにしましょう。面倒くさがって後回しにしていると、取り返しのつかない状態まで進行してしまう可能性があります。

まとめ

棚を掃除する女性

部屋の整理やボディケアは、猫と暮らす飼い主の最低限の責任でもあります。これらを怠ると、猫が怪我をしたり病気になってしまうリスクがあるためです。

とくに飼い猫は、生活する場所を自分で決めることができません。不衛生だと思ってもそこで暮らすしかないので、飼い主がキレイに整えてあげる必要があります。

また社会のマナーを守ることは、猫の暮らしを守ることにもつながります。猫への苦情がひどくなり、その場に住み続けるのが難しくなることも。

環境が変わるのが苦手な猫のために、周りへの配慮を忘れないようにしましょう。


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