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愛猫が楽しみにしている7つの「生きがい」幸せな毎日を送らせてあげるために取り入れてみて!


1.「狩り」のマネをしてあそぶ

おもちゃのねずみを狩る

猫が狩猟本能を満たすことは、とても重要な役割を占めています。猫の習性は狩猟本能に基づいているため、室内飼いの猫でも狩りの機会は心身ともに満足できる、文字通り「生きがい」になります。

狩りといっても、本物の小動物を捕らなくてもよいのです。ネコじゃらしで遊ぶことも、猫は狩猟の本能を発揮し、達成感を味わえます。ポイントは、動くおもちゃを追いかけて捕まえることです。

ネコじゃらしを手に持って振ってあげれば、愛猫は大喜びするでしょう。遊んであげる時間がないときには、自動で動くおもちゃやワイヤーの形状記憶を活用したおもちゃを用意するとよいでしょう。猫のひとり遊びに最適です。

2.知っている場所の知らないところを「探検」する

紙袋に頭を入れる猫

猫は「探検する」ことも大好きです。たとえば、ふだんは入れないクローゼットや押し入れなどに入り込むと、興奮が収まるまでガサゴソ奥に進んでいくでしょう。

実はこれも猫の狩猟本能に基づいています。

野生時代、猫が狩る獲物の多くは小動物でした。小動物は茂みの中の地面に穴を掘って巣をつくるため、猫は日常的にそのような場所を探していました。そして、長く続いた探検の習慣は、現代の猫にも猫の習性として引き継がれているのです。

もし愛猫に「探検」をプレゼントするなら、クローゼットに入れるよりは紙袋やキャットトンネルを与えたほうがよさそうです。

3.いつも「おいしいもの」を食べたい!

ウェットフードにかぶりつく

おそらく多くの家庭で猫の食事にはキャットフードを与えていることでしょう。総合栄養食のドライフードは保存性が高く、むずかしい栄養バランスの計算も不要でとても便利です。

しかし、そのキャットフードが「おいしい」かどうかはまた別の話。猫が食べるときには、嗅覚、味覚、触覚(歯ごたえ)でおいしさを判断しますが、すべてが好みにあった食事は猫の満足度を引き上げてくれます。

しかし、毎日の食事では、すべてのわがままを聞いてあげるわけにもいかないでしょう。そこで、愛猫が「特別おいしい」と思うものをみつけてあげてください。あの有名なオヤツが好きかもしれませんし、ゆでたササミが好みかも知れません。それがたまのご褒美であっても、特別なものを食べる喜びはきっと猫を元気にしてくれるでしょう。

4.のんびり「毛づくろい」をして過ごす時間

毛づくろいをする猫

猫がのんびりと毛づくろいをする様子は、見ている飼い主にとっても癒しの時間のひとつでしょう。

毛づくろいは被毛を清潔に保つだけでなく、ストレスから開放され、気分を落ちつかせる効果があります。

さらに、仲の良い猫同士でする毛づくろいは、お互いの関係を強めるコミュニケーションの一環です。飼い主と愛猫の場合は、ブラッシングや撫でることが代わりの方法になります。

ゆったりと毛づくろいをして身も心も整える時間は、猫にとってかかせない大切な生きがいのひとつなのです。

5.自分の好きな場所で「寝る」

ヒーターの上で横たわる

睡眠は健康を維持するために不可欠です。睡眠中に、体と心の疲れを癒し、エネルギーを蓄えて健康を取り戻します。家の中で飼われている猫でも、ぐっすり休める場所は必要です。

猫にはすやすや眠るための寝床と、周囲を観察するための隠れ家が必要ですが、どちらにしても猫は自分で好きな場所を選ぶことを重要視します。ときには『こんなところで?』と思うような場所であっても。

猫にとって最高の「寝る」環境を提供するには、お好みの毛布や猫ベッドを用意して、猫が自由にその場所を選べるようにすることです。そのため、家の中では、いくつか猫専用のスペースを用意しておくと良いでしょう。ドーム型のベッドは最適です。

6.窓から「外を眺める」

窓の外を眺める猫

猫は窓から外を眺めるのが大好きです。夢中になって、何時間も窓辺から離れない子もいるかもしれません。

飼い主さんの中には『もしかしたら、この子は外に行きたいのでは?』と考える人もいるかもしれませんが、実は、猫は窓から見える景色の中で動くものや変化があるものを確認しているだけなのです。

それは、木にとまる小鳥だったり、ガラスに飛んでくる虫だったり、あるいは人や車かもしれません。

猫の好奇心を満たすためにも、高い場所から窓の外を眺められるようにすると視界が広がって猫は楽しいでしょう。キャットタワーなどを窓の近くに設置するのもおすすめです。

7.飼い主に「甘える」

飼い主の膝でなでられる

猫にとって「飼い主に甘える」ことは、間違いなく猫の生きがいであり、幸せな毎日にとても重要な役割を果たします。

猫の飼い主に対する甘えは、単に食べ物のためだけではありません。

ある研究では、人の赤ちゃんが母親に対して愛着を持つように、猫も飼い主に対して深い信頼を寄せ、安心感と愛情を持って寄り添ってくることがわかりました。

猫が帰宅した飼い主に挨拶したあとで、さらりと元の行動に戻ってしまうことがありますが、これは猫がそっけないのではなく、飼い主に対して信頼している証拠なのです。

もし、愛猫が近づいてきたときには、思う存分甘やかしてあげてください。

まとめ

窓辺でジャンプ

愛猫が日々楽しみにしている「生きがい」は多岐にわたります。

猫の習性・行動は、狩猟本能に基づいているものが多く、狩りのマネも探検も窓からの外界警備も野生の本能からきています。食べることも猫にとっては生きがいです。

飼い主は、これらの行動ができる環境を整えたり、サポートしたりすることで、愛猫は充実した毎日を過ごすことができます。

もし、まだやっていなかったことがあれば、さっそく今日からでも取り入れてみてください。愛猫もきっと楽しんでくれることでしょう。


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