『猫が触られて喜ぶところ』と聞くと、あなたはどこを思い浮かべますか??
しっぽの付け根や、顎の下を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
頬や額などを撫でられると喜ぶ猫も多いので、猫の顔回りを思い浮かべた方もいるかもしれませんね。
実は、『猫が触られて喜ぶ場所』にはある共通点が隠れているんです。
猫が触られて喜ぶところの共通点とは何なのか、猫が触られて喜ぶところはどこなのか、覚えておくと猫にモテるかもしれない、猫を撫でる時の極意をまとめてみました♪
◆猫が撫でられて喜ぶ場所
猫が撫でられて喜ぶ場所の共通点…それは『フェロモンの出る場所』なんです。
しっぽの付け根も、頬も額も、猫が普段フェロモンを出している場所です。
マーキングをするときに擦り付けてくる部分になります。
猫は一般的に触られたり撫でられたりするのを、いやがる傾向にありますが、フェロモンを出す場所は別なようで、触られたり撫でられたりすると喜ぶことが多いようです。
猫がフェロモンの出る場所を撫でられて、喜ぶ確実な理由はまだわかっていませんが、自分の匂いを飼い主さんにしっかりつけることもできるため、猫はフェロモンの出る場所を撫でられると喜ぶのではないかと考えられています。
◆猫を撫でる時の注意点は??
①場所によって撫でる強さを変える
猫が喜ぶ場所を撫でるとき、『どこを撫でるのか』部位によって撫でる強さは調節してあげましょう。
例えばしっぽの付け根。
多くの猫はしっぽの付け根を優しくトントン刺激されると喜ぶのですが、しっぽの付け根にはフェロモンの分泌線の他に、色々な神経が通っている敏感な部分でもあります。
そのため、猫が喜ぶからと、猫のしっぽの付け根を強く叩きすぎると猫は気持ちよさよりも、痛みを感じてしまいます。
猫のしっぽの付け根を撫でるときには、優しくトントンしてあげましょう。
逆に猫の額は、少し強めに撫でてあげても気持ち良さそうな顔をしてくれます。
猫の額を撫でる場合は、しっぽの付け根にするようにトントン叩くのではなく、爪で優しく掻くイメージで撫でてあげると『気持ちいい』と感じる猫が多いようです。
②しつこくしない
フェロモンの出る場所は『猫が撫でられて喜ぶ場所』ではありますが、長時間触られても猫が怒らない場所ではありません。
猫は自由気ままで、自分の機嫌のいいときに、適度に触ってくれる人を好みます。
撫で始めた時に、猫が気持ち良さそうにしていても、しつこく長時間撫でるのは厳禁です!
猫が撫でるのをやめてほしいときには、撫でている人に対して、『もう撫でるのやめて!』というサインをだします。
猫を撫でている指を猫がなめてきたり、猫の耳が後ろに倒れていたり、しっぽを早く振り始めたりしたら、猫からの『もう触るのやめていいよ』というサインです。
猫からのサインを見つけたら、名残惜しくても撫でるのを終わりにしましょう!
③うちの子は『大丈夫』かを見極める
『猫はフェロモンの出る場所を撫でると喜ぶ』と書きましたが、実際にどんな猫でもフェロモンの出る場所を撫でると喜ぶわけではありません。
猫によってはいやがる部分もあります。
我が家の猫は痔になったことがあるからか、『しっぽの付け根』はお触りNGでした。
その代わり、他のどこを撫でても喜んでいましたが…。
確かに猫はフェロモンの出る場所を撫でられると喜ぶ傾向がありますが、性格や個体差はあります。
猫によってはフェロモンの出る場所でも、触られたくない部分もあるので、顔の表情や触られた時の態度などをしっかりと観察し、『うちの子の触っても大丈夫な部分』をしっかりと見極めましょう。
いかがでしたか?
猫にも個体差はあるので、ご機嫌のよい日にフェロモンの出る場所を撫でてみて、猫がいやがるようであれば、そこはその猫ちゃんの『NG』の場所の可能性があります。
どんな猫でも一様に喜ぶとは考えず、探り探り、うちの子が撫でられて喜ぶフェロモンの出る場所を探してあげてくださいね!