猫の余命を宣告されたら、あなたはどうしますか?
取り乱すかもしれません。泣いてしまうかもしれません。
私はきっと泣いてわめいてしまうでしょう。
しかし、我が家の猫もオーバー15歳。
いつ宣告されてもおかしくありません。
もし猫が余命の宣告をされて泣いているうちに日にちが過ぎ、なにもできなかったら…どんなに後悔することでしょう。
悲しすぎる猫の余命宣告を受け入れ、あなたや猫が後悔しないためにできることをご紹介します。
◆病気について知る
余命宣告をされる、ということは何かの病気である可能性が高いと思います。
もちろん動物病院でも説明されているとは思いますが、自分でも一度しっかりと病気について知ることが大切です。
猫にとっていいこと、悪いことは病気によって違ってきます。
また病気を知ることでその病気に強い獣医さんが見つかるかもしれません。
もしかすると猫の病気を治せる可能性や、治った事例なども知ることができる場合もあります。
敵を知らなくてはなにも始めることはできません。
猫の余命や病気にしっかりと向き合うために病気についてしっかりと調べ、しっかりと知りましょう。
◆方針を決める
もしかすると病気になる前から『余命宣告をされたらこうする』という方針を家族で話し合ったり、飼い主さんのなかで決めている人もいるかもしれません。
しかし、『想像しているもの』と『目の前で起こっていること』は違うこともあるでしょう。
猫に何かあったら『ぜったいに何がなんでも治療!手術で望みがあるなら!』と言っていた方が猫の姿や病院での様子を見て『病院はストレスをかけてしまうので延命はせず自宅で看とることにしました』ということはよくあります。
逆に『自然に任せたい』といっていた人が病状から猫に手術を受けさせることを決めることもあります。
最も辛い『安楽死』を受け入れる飼い主さんやそうせざる得ない状態になってしまうこともあるのでしょう。
猫の命をなるべく伸ばせるようにするのか、それとも自然に任せその時を猫とともに自宅で待つのか、猫がくるしまず楽になれるよう安楽死を選ぶのか…。
飼い主さんの選択肢はたくさんあると思います。
すべての選択肢が正解だと思いますが、後悔しないために余命を宣告された時点で猫の様子を見ながらしっかりと話し合い、しっかりと最期の方針を決めておきましょう。
また、その時に『仕事をどうするのか』『どのように猫のそばにいるのか』も具体的に考えてください。
そうすることで少しでも後悔することが減るはずですよ。
◆できることは『いつも通り』させてあげる
猫の状態や病気にもよりますが、余命宣告を受けていても猫が立って歩けたり、ある程度起きていられるのであれば猫には『普段通り』の生活をさせてあげましょう。
飼い主さんが変に猫に気を使ったり、違うことをすると猫も『なにか様子が違う…』と不振がったり、急に元気をなくしてしまうこともあります。
病気でも、余命を宣告されていても出来ることを猫自身にやらせてあげることはリハビリにも生きる力にもなることがあります。
猫が遊べるようなら遊んであげたり、自分でもトイレもできるようなら自分でトイレにもいかせてあげてください。
飼い主さんの態度も妙に優しくすることなく、普通通りに過ごすように心がけましょう。
◆出来る限りそばにいる
飼い主さんの状況などもあるとは思いますが、猫が余命を宣告されたらなるべくそばにいてあげてください。
お仕事が休めないとは仕方ありません。
どうしても出掛けなければいけない用事もあるでしょう。
しかし、可能な限り、時間が許す限り猫と一緒にいてあげてください。
飼い主さんの後悔の中で一番多いのが『もっと一緒にいればよかった』というものと『最後を看取れなかった』というものなのだそう。
猫にと『もっと一緒にいればよかった』という後悔はずっと心に深く残ります。
そうならないためにも、出来る限り猫と一緒にいてあげてください。