大好きな相棒。しかし毎朝お互いの顔をくっつけてスリスリする「朝の挨拶」は、夏はちょっと大変です。
何と言っても相手は顔中毛まみれの猫。こちらの汗をかいた顔にスリスリされると抜け毛が顔にくっついて微妙な気持ち悪さ。でも猫の気持ちを考えるとやらないわけにはいきませんよね。
現在私が考える、「猫との暮らしで飼い猫にされて困ったこと」とは、「暑い日にもかまわずくっついてくること」ですが、これは猫に文句を言っても仕方ありません。
そうです。猫との暮らしに必要なのは猫に文句を言ったり、しつけようとするよりも飼い主の「予防」と「工夫」が大切。猫に言うことを聞かせようとすればお互いにストレスになるだけ。
お互いに楽しく暮らすには、猫の習性や個性を尊重して、「飼い主がして欲しくないことを予防する」のが一番です。
今回は、飼い主さんあるある、猫との暮らしで飼い猫にされて困ったことベスト5とその対策について紹介します。
■飼い猫にされて困ること1位「マーキング」
あの独特な嫌な臭い。猫のマーキングの臭いは本当に強烈です。これは猫を飼ったことがない人にはわからない辛さでしょう。
飼い猫にされて困ること1位に選ばれたのは、やはり猫の「マーキング」でした。マーキングはオス猫だけではなく、メス猫もやるって知っていましたか?
これをやめさせるには、まずは猫を避妊・去勢させるのが一番効果的です。そして他の猫との関係、もしくは生活環境の見直しをしてみてください。
■飼い猫にされて困ること2位「爪とぎ」
ソファーや革靴に猫が爪を研ぐ場合は革製品の臭いに反応しているのかも。猫に大切な物や家具に爪とぎされたくない場合は、まず、猫が爪を研ぎたがる場所に全て爪とぎを置いておき、猫が匂いに反応しそうなものは使わないのが一番です。
猫はストレスを発散させたいときや、気持ちを落ち着かせたいときにも爪を研ぎます。生活の中で、猫の不安は何か考えてあげることも大切です。
もしかして爪研ぎの形が気に入らないのかも?猫壱の爪とぎはタイプ別に3種類あります。くつろぐ爪とぎバリバリボウル猫柄、永遠のベストセラーバリバリベッド、そして猫が立って使えるバリバリツリーなど、愛猫と相性の良い爪研ぎを探してあげると喜びますよ。
■飼い猫にされて困ること3位「トイレの不始末」
猫のトイレの粗相は、猫よりも「トイレ」に問題があるのかも知れません。猫はとても神経質。清潔なトイレでないと外で排泄をしてしまう場合もあります。トイレ掃除はこまめに行いましょう。
それから意外に飼い主さんが気がつかないのが、「トイレの大きさが小さい」ということ。猫にとって理想のトイレとは、猫の体長の1.5倍以上の大きさがあること。
もし愛猫のトイレの粗相が続くようでしたら、衣装ケースなど、大きめなプラスティックの箱を少しリメイクして猫のトイレとして活用してみてください。
■飼い猫にされて困ること4位「ものを隠す、イタズラする」
猫がよくやる不思議な行動。それは棚や机の上にある小物をチョイチョイして下に落とすこと。そしてそれを咥えてどこかへ隠したりしますよね。
この行動、飼い主さんは物が無くなって困るのと同時に、それが猫の誤飲、誤食に繋がる恐れがあるので注意が必要です。
猫の口に入りやすい大きさの小物は出しっ放しにしない習慣をつけましょう。
■飼い猫にされて困ること5位「突然暴れる、噛み付く」
ありますあります。この猫の予測不能な「突然のガブリ」。遊んでいる最中に、可愛い愛猫がどう猛な小型ライオンに見えることがありませんか?
猫がよくやる「突然暴れる、噛み付く」行為。これは対策としては、豹変するときの猫の変化を見逃さないことです。
猫が暴れて噛み付こうとするときは、体を低くして瞳孔が開いて相手をじっと見つめます。そして耳が水平に横向きになっていたら不機嫌のサイン。猫からゆっくりと離れてください。
■最後に
一緒に暮らしている猫が困ったことをする時。決してしてはいけないのが「猫をしかる」ことです。盗み食いなどはその場で怒れば「ダメ!」という気持ちが伝わりますが、マーキングや爪とぎは、猫が怒られても理由がわからないはず。
まずはこちらが「猫にされない・させない」対策を考えてみてくださいね。