猫は大好きな相棒。一緒に暮らすパートナーとしてなくてはならない愛猫ですが、そんな愛猫の行動で困っていることはありませんか?
一緒に生活する中で、「ちょっとこれはやめさせたい」と思う猫の行動について、ペット行動カウンセラーの方に聞いた解決方法をアドバイスします。
■愛猫の困った行動「料理していると寄ってくる」
「我が家の猫は、私が台所で料理していると必ず寄ってきます。叱ってもテーブルやコンロに乗ろうとするのをやめてくれません。」
猫は嗅覚が鋭い動物です。大好きな飼い主さんが、何やら匂いのするモノで遊んでいると思って、猫も興味津々で近づいて来るのでしょう。
この場合の解決策は、猫が夢中になるおもちゃを与えて気をそらすこと。ただのおもちゃよりも、転がすとフードが出てくるおもちゃを与えると良いでしょう。
中に猫ちゃんの好きなおやつを入れてあげると、夢中で遊び、台所の匂いを忘れてくれるかも知れません。
■愛猫の困った行動「電話しているとしきりに鳴く」
「私が家で電話をしていると、愛猫が私の手を引っ掻いて耳元でずっと大きな声で鳴きます。うるさくて会話ができません。」
猫は時々、「どうしても構って欲しいニャ!」と強い気持ちをぶつけてくることがあります。電話していると猫がしきりに鳴くのは、電話で話す時、人はよくいつもと違うトーンで喋ったり、よそ行きの声を出したりするからかも。
飼い主さんのいつもと違う行動に、猫は不安を感じるのかも知れません。こんな時の解決策は、猫の気をそらしてあげること。
窓を開けて外の空気を入れたり、いつもは閉めっぱなしの押入れの扉を開放するなど、猫が「あれ?」と思う行動をとってみてください。
■愛猫の困った行動「お腹がすくと噛み付く」
「最初は可愛くニャ~ンと鳴いておやつを催促するのですが、無視してあげないと手や足にガブッと噛み付いてきます。」
ご飯の催促をする猫。でもあげすぎると肥満になるからあげたくない。そんな飼い主さんの気持ちにお構いなく、猫は「食べたい」!アピールをしてきます。
このお腹がすくと噛み付くという猫は結構多いと言います。この場合、いつものフードをダイエット用に切り替えて見るのも方法の1つ。カロリーが少ないフードなら、たくさん食べても太りにくいはず。
また、この時おもちゃを与えて気をそらすのも方法の1つです。「おやつを入れて転がす」タイプにするのもおすすめです。
■愛猫の困った行動「獣医の先生を威嚇する」
「持病があるので、毎月動物病院へ猫を連れて行きます。しかし毎回先生に威嚇するのでなんとかやめさせたいです。」
猫は動物病院が大嫌い。そこで(多分)痛いことをする獣医の先生は本気で嫌いなのかも知れません。
しかし毎回威嚇するのは困りますよね。そんな時はぜひ猫壱の「おちつくネット」に入れてみてください。
猫は体が何かに触れていたり、包まれていると「隠れている感覚」があるので落ち着きやすくなります。
猫壱の「おちつくネット」に入れたままキャリーケースに入れ、ネットに入れたまま診察を受けると先生も診察がしやすく、猫もストレスが軽減するはずです。
■愛猫の困った行動「夜中にバタバタとうるさい」
「うちの猫は元野良猫だったせいか、夜中になると大声で泣いたり走る回ります。遊んで欲しいとせがむことも。寝不足になりそうです。」
元野良猫さんの場合は、おそらく夜獲物を探して行動していたのかも。夜行性の名残がまだ残っている可能性があります。
昼間にたっぷり遊んであげるか、飼い主さんが寝る前に遊んであげて体力を消耗させてあげましょう。好奇心を満たすために、外がよく見える工夫をするのもアリです。
■愛猫の困った行動「父にだけ懐かない」
「我が家の愛猫はとてもおっとりした性格。でもなぜか父にだけは唸り声をあげて鳴き、近寄ると威嚇行動を取ります。父は何もしてないのですが……。」
一般的に、猫は男性よりも女性を好む傾向があるようです。この場合は仲良くさせようとせず、そっとしておくのがコツ。
もしできるなら、お父さんを猫のご飯係にするのも良いでしょう。猫は好かれようと近寄る人より、距離をとってくれる人に安心すると言います。
仲良くしようと思わず、ご飯だけをくれる人だと猫が認識すれば、そのうちスリスリしてくれる可能性もあります。
■最後に
いかがですか。猫の困った行動の解決方法を調べてみました。しかし猫の困った行動といっても困っているのは猫ではなく人間の方ですよね。
猫にいうことを聞かせるのは諦めて、自分が変わる方が早いかも知れませんね。