今朝早く、いきなり私の部屋に愛猫がタタターッと走って入ってきました。そのまま私の足からよじ登り、首の下あたりでしっかり密着抱っこ。
もともと甘えん坊で抱っこ好きの猫ですが、抱っこはご飯の前など、だいたいタイミングが決まっています。いきなり「ヘルプ!」と言わんばかりの抱っこは初めて。
もしかして今日大地震が来るのかも?念のため息子と娘に早く帰って来るように伝えましたが、さて、どうなることやら。
そもそも孤高のハンターとして暮らしていた猫は、抱っこが嫌い、という意見もあります。「うちの猫は触られるのが嫌いみたい」という意見もチラチラ聞いたことがありますし。
一体猫は抱っこされるのが好きor嫌い?猫が喜ぶコミュニケーション方法とはどんなものがあるのでしょうか。
■現代の猫はネオテニー化している
最近のベストセラー、「ざんねんないきもの図鑑」を監修した今泉先生によると、現代では猫が完全室内化している為、ほとんどの猫が「ネオテニー化」しているといいます。
このネオテニー化とは、「幼形成熟」という意味。猫が大人になっても子猫らしさを残したまま成長することを言います。
猫はとても賢い動物。人と一緒に生活して行く上で、「ニンゲンはどうやら可愛くて甘えん坊の猫が好きらしい」ということを学んだのだとか。
そして猫の生活環境も常に飼い主(母猫)と一緒に生活する為、本来の自立心や警戒心が減少し、いつまでも甘えん坊の子猫のような性格の猫が増えたそうです。
う~ん、これがニンゲンだったらかなりのマザコン、ニートになりそうな感じですが、猫だったら許されますよね。
■猫は寒いのが嫌い
よく多頭飼いされている人は、猫同士が抱きあって眠る「猫鍋』を見かけることがあるでしょう。猫同士以外でも、犬や鳥など、猫は他の動物ともくっついて眠ることがありますよね。
猫の祖先であるリビアヤマネコは砂漠地帯で暮らしていた為、猫は暑さに強く、寒さに弱い傾向があります。
寒くなると誰かにくっついて眠るのは、体温調節にもなって一石二鳥。飼い主の膝の上に乗るのは、飼い主を愛している、という理由だけではないようですね。
■猫は穴蔵が好き
どうしてこんな狭いところに……。と思わず首を傾げたくなるような場所にすっぽりとハマるの大好きな猫、これはかなり多いはずです。
もともと猫は穴蔵、つまり5方向(上下、左右、背後)が囲まれている場所が大好き。この穴蔵なら睡眠中でも前方向からしか襲われないので、安心できる寝場所と言えます。
どんなに寒くても、猫はすぐに外の異変に気付けるように、大抵は穴から外が見える向きで寝ています。猫が抱っこが嫌い、という理由の1つには、飼い主さんが猫を抱っこする場合、猫の頭を自分の体に密着させるようにするからかも。
猫は用心深いので、自分の視界を遮られるのは苦手なのではないでしょうか。
■猫が喜ぶコミュニケーション方法とは
猫が嫌がらない抱っこの方法、コミュニケーションをとる方法とは、猫の体をホールドしつつ、猫の視界を遮らないように顔を外側に向けて抱っこすると良いのではないでしょうか。
それでもニンゲンに触られるのは嫌だニャ!という場合は、まずは猫が喜ぶマッサージをしてあげると良いでしょう。
どんな猫も触られると喜ぶ箇所、という部分があります。猫の顎の下の部分、耳の後ろの部分、そして尻尾の付け根あたり。
猫は体が柔らかいので、自分の体の80%は舐めたり、グルーミングできる、と言われています。しかし顎の下など、自分でお手入れしにくい部分をモミモミしてもらうのは嬉しいはず。
触られるのが嫌い、という猫とコミュニケーションを取ろうとするとき、大切なのは、飼い主の方がビクビクしないこと。
「嫌われるのでは?」「ひっかかれたらどうしよう」と飼い主さんがドキドキしていると、猫はそのオーラを敏感にキャッチして警戒してしまいます。
猫とコミュニケーションをとる場合はお互いがリラックした状態で行ってみてくださいね。
■最後に
猫を抱っこしたい、モフモフしたい、という飼い主の願いを、きっと全ての猫は知っているはず。猫を触ることはお互いのコミュニケーションはもちろん、触ることで、体の変化もチェックできますから、病気の早期発見に繋がります。
お互いに触れ合うことで幸せホルモンが分泌されるのは有名な話。ふれあいは猫にとっても飼い主さんいとっても健康に良いのです。毎日の抱っこ、習慣にしてみてはいかがでしょうか。