猫の健康管理といえば「体重」「排便」「食欲」。この3つはなんとなく毎日チェックしていますが、飼い主さんがやる気にならないとできないのが猫の「歯磨き」です。
猫が自分で歯磨きをしてくれたら…。数年前、愛猫の歯磨き中に思い切り噛まれた親指の痕を見るたびに恨めしく思いますが、猫にしてみれば歯磨きは「飼い主さんによる突然のギャクタイ!」と誤解するかもしれない行為。ええ、もちろん、怒ってはいませんよ。。。
猫と暮らす歴=年齢のワタクシでも、未だに苦手なのがこの「歯磨き」です。だいたい、中学生の息子だってろくに歯を磨かないのに今まで虫歯になったことはありません。
猫だって虫歯にならないし、歯磨き、必要ないのでは?
しかし!猫の歯磨き、やはり大切。歯垢、歯石のついた猫の口臭は結構匂います。一緒に夜眠ると、愛猫のあくびの臭さで目が覚めてしまうかも。
今回は、「うちではこんな風に歯磨きをしています♪」と歯磨き上手な飼い主さんに具体的なやり方を教えてもらいました。
■落ち着くネットと愛猫の毛布で猫を包む
吉祥寺に住んでいるハチワレの大吉(オス猫・8歳)は毎日歯磨きをしているとか。
「まず用意するのが猫壱の密かなベストセラー。「おちつくネット」。大吉はこのネットが大好きなので、まずこのネットに猫を入れ、首だけ出します。」
ふむふむ、ここまでは私もできそう。
「そのままの状態の猫を、いつも使っている大吉の毛布でくるみます。そしてC.E.Tという酵素入りの歯磨きペーストで歯磨き。この歯磨きは味の種類がチキンとモルトの2種類あるので、交互に使っています。」
なるほど。味のついた歯磨き、これなら喜んで口を開けてくれそうですね!
■赤ちゃん用品を利用する
動物保護ボランティアをしている八王子のMさんは仲間内でも猫のケアが上手だと評判です。私も愛猫の目薬のやり方を教えてもらったことがあります。彼女の歯磨きのやり方は、赤ちゃん用品を使うこと。
「最初はガーゼを指に巻いたり、猫用の歯ブラシを試してみたけど、猫の数が多いから数を揃えるのも大変。試行錯誤して今使っているのが、赤ちゃん用の指サックブラシ。」
ガーゼはほどけるので私も苦手です。赤ちゃん用の指サックとは?
「これは指サックの部分に小さなブラシが付いているので、猫の歯磨きにぴったり。ペット用の液体歯磨きをちょっとつけて、歯よりも歯肉をブラッシングするように意識すると、簡単です。」
とのこと。言い忘れましたが、多頭飼いされている場合は、猫の数だけ歯ブラシは必要です。使い回しは菌が移る可能性があるのでNG。
いかがですか。この赤ちゃん用の指サックブラシに、チキン味の歯磨きなら私でもできそう!早速やってみます。皆さんは愛猫の歯磨き、どんな工夫をしていますか?猫が嫌がらない方法があれば、ぜひ教えて下さいね。