飼い主さんが困っている猫の問題行動。ワースト3は「家具への爪研ぎ」「マーキング」そして「棚の上のものを落とす」ことではないでしょうか。
我が家の猫の場合は、「何度もおやつをねだりにくる」「犬と喧嘩をする」「俺が一番だよね?アピールが激しい」の3つ。爪研ぎもマーキングもしませんが、猫への悩みは人それぞれ。猫への悩みがないという飼い主さんはいないかも知れません。
猫の問題行動はコレで解決!、後編でもよくやりがちな猫の問題行動とその対策法をご紹介しましょう。
■どうしても懐いてくれない
猫と暮らしていて、一番辛い悩みと言ったらこちらの「どうしても懐いてくれない!」という悩みかも知れません。
長年外で暮らした保護猫などはまさにコレ。懐いてくれる方がキセキ!ご飯を食べには来るものの、近づこうものならサッと逃げる「家庭内野良」に悩む飼い主さんの話は結構聞きます。
この対策法としては「時間ぐすり」が一番有効かも。しかしもしかしたら、あなたの行動が猫を怖がらせているのかも?
必要以上に猫を見つめたり触ろうとする行為は猫にとっては愛情ではなく「嫌がらせ」だと思われているかも知れません。猫とのコミュニケーションには十分な時間が必要です。
■高価な家具に爪研ぎ
牛革のソファーは猫の最高のおもちゃ、と言っていた飼い主さんがいました。猫の爪研ぎにはストレス発散、縄張りのマーキング、自然の習性と言ったいろんな理由がありますから、やめさせることはできません。
高価な家具は保護シートで覆ったり、いろんなタイプの爪研ぎを複数買って部屋のあちこちに置いてみるのもいいでしょう。猫壱のバリバリベッドやバリバリボウル、ぜひ使ってみてください。
■棚の上のものを落とす
うちのカイトもこれが大好き。そしてなぜか困ったことに高価なものほど落としたくなるようです。
猫が棚の上のものを落とす時。これは子猫のイタズラに多いと言いますが、成猫も大好き。この問題行動は飼い主さんへの「構ってアピール」だという人もいます。
それなら対策法はとても簡単。猫が棚の上のものを落としても反応を示さないことです。大げさに騒いだりすぐに反応して駆け寄ると、猫は構ってくれたと勘違いしてしまうかも。
もちろん、棚の上に飼い主さんが小物を置かなければ、この問題行動は100%解決します。猫を怒ってやめさせようとするなら、棚の上を片付けた方がはるかにストレスは軽減するでしょう。
いかがですか。猫の問題行動。これは猫から見ると全く「問題」ではありませんよね。問題だと大騒ぎするのは飼い主さんの目線だから。
猫の気持ちを知るには、猫の問題行動の意味を知ることが一番早いのではないでしょうか。