アメリカのキャットフードには「魚味」はあまり売られていない、という話を聞いたことがあります。日本で猫のご飯といえば、「魚」が主食ですが、アメリカの場合は「ターキーなどのチキン」がメインなのだとか。
猫は産出国によって味覚に違いがあるといいます。猫にも遺伝子に刻まれる「体に合う食材」があるそうです。
肉食動物である猫はお肉がメインのご飯が一番。魚や鶏肉、牛肉といった肉類が全体の70%、あとは消化の良い野菜をトッピングしてビタミンを補給しましょう。
だいたい平均的な成猫(6キロ程度)なら、1食分の分量は「肉類100g+野菜大さじ1杯」が目安です。
今回は、日本、アメリカ、イギリスと国別に分けた猫が好む手作りご飯をご紹介します。
■日本系の猫にはお魚たっぷりのレシピ
三毛猫、白黒のぶち、トラ柄の猫は昔から日本にいる猫の毛柄です。昔から日本の猫の主食は魚。これは欧米ではあまり見ない珍しい特徴だといいます。
日本の猫が海外の猫と比べると小柄なのは、主食が魚だからだとも言われています。ですから日本系の猫が好むのはお魚たっぷりのレシピです。
焼いた秋刀魚をほぐしたものに茹でたレンコンと人参のみじん切りを混ぜたものや、マグロと大根などの混ぜたご飯は食いつきが良さそう。
秋刀魚は脂が多いので、分量は少なめに。人参はビタミンが豊富なので、積極的に与えたい野菜と言えます。
■アメリカ系の猫には鶏肉やターキーのレシピ
アメリカ系の猫といえば、アメリカンショートヘア、メインクーン、ベンガルなど、ワイルドで大きめな猫種が多いのが特徴です。体が大きく、筋肉質な猫が好むレシピは肉系です。
ターキー90gと砂肝10g、それにブロッコリーを少しだけ混ぜたものや茹でた牛肉とジャガイモとキャベツの混ぜたものなどを作ってあげると喜ぶでしょう。
■イギリス毛の猫には肉と魚のミックスレシピ
ペットに優しい国、イギリス。スコティッシュフォールドや、ソマリ、ブルティッシュショートヘアなどを産出したイギリスの猫は、牛肉、鶏肉、魚ならサーモンが好まれるようです。
鶏肉とかぼちゃの混ぜたもの、牛ひき肉と茹で汁でボール状にした肉団子に人参、かぼちゃ、キャベツなどを細かく刻んだものをトッピングしたものは水分も取れるのでオススメです。人参とかぼちゃは皮ごと与えると栄養価が高くなります。
いかがですか。たまには作ってあげたい猫の手作りご飯。愛猫が生まれた国ならではのレシピで作ってあげると食べやすいかも。そして猫に食べやすい「器」も大切です。猫壱のハッピーダイニングシリーズは猫にも飼い主さんにも喜ばれる作りとデザインが特徴です。
猫に必要な栄養素は人間に必要な栄養素とは違います。人間なら大丈夫でも、猫が食べると命に関わる食材もあります。
手作りご飯をあげるときは、くれぐれも気をつけてくださいね。