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野良猫を地域猫にするために・実際に活動してわかった大事なこと【前編】



2016年のペットフード協会が調べた調査では、現在飼っている猫の入手先について「野良猫を拾った」と答えた人がおよそ4割いたそうです。



犬の場合は「野良犬を拾った」と回答した人はたったの2.5%。犬に比べ、猫との出会いはまだまだ「路上」で始まる人が多いようです。



私は東京の高円寺に住んでいますが、都会とはいえ、野良猫との遭遇率は子供の頃からそんなに変わっていないような気がします。路地を歩くと必ず猫がいる高円寺。猫の町です。あの坂本龍一さんも昔高円寺に住んでいた時は庭に猫ハウスを作っていたそうです。



昔と変わった点といえば、完全室内飼いをする人が増えたこと。そして最近は野良猫を「地域猫」として地域みんなで見守るようになったことでしょう。



私が小さい時は、近くの公園には必ず「猫おばさん」がいて、学校の登校の途中によく猫にご飯をあげているのを見かけました。まさか大人になって自分がその「猫おばさん」になるとは思っていませんでしたが、高円寺は昔から猫と相性が良い街のようです。



今回は、野良猫を地域猫にするために、実際に活動してわかったコツをご紹介したいと思います。



 

■仲間がいると助成金が出ることも




野良猫を地域猫として、避妊・去勢してあげたい、そう思った時に立ちはだかるのが動物病院へ払う「手術代」です。



杉並区の場合ですが、地域猫活動を行う3人以上のグループには登録すれば助成金が支払われます。



これは「杉並ルール」と呼ばれていて、下記の料金に助成金が支払われます。



   1   不妊又は去勢手術

   2   耳カット

   3   猫3種ワクチン接種

   4   寄生虫駆除(ノミ・内部寄生虫)

   5   マイクロチップの挿入・登録

   6   堕胎(妊娠中の場合のみ)



もし地域猫活動をしたい方はお住いの地域の市区町村で地域猫についてのサービスがあるか問い合わせてみて下さい。



 

■当番を決めておく








野良猫を地域猫にしたい時、大事なのは猫と信頼関係を作ることです。3人でチームを組む場合、朝ごはん担当と夜ご飯担当、ウンチの後始末係など、当番を決めておくと良いでしょう。



猫は習慣を大切にする動物なので、毎日決まった時間に決まった人からご飯をもらえると徐々に警戒心を解いていきます。



私の場合、朝ごはん担当の人はラジオ体操が趣味の人が毎日6時50分ごろに猫にご飯をあげます。



場所は建て壊しが決まって誰も使っていない公団団地の自転車置き場です。そして毎朝8時に犬の散歩をする私が、猫のご飯のお皿を必ず回収して付近を掃除します。



夕方は別の人が17時半にご飯をあげ、20時にまた私が犬の散歩の後に今度はお皿の片付けと猫のウンチを片付けます。



猫のトイレは自転車置き場と隣のお寺の境目に砂を敷いて作ってあります。人目につかないので猫が最初ここをトイレにしていたのでスムーズです。



後編では、地域猫のリリース方法やご近所対策などについて紹介します。
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