とても気が強い、いつまでも慣れなくて飼い主さんに噛み付いてくる猫の話を聞いたことがあります。
どんなに性格が悪い猫でも、理由なく攻撃してくる猫はいません。猫にはきっと理由があるのです。だいたい猫は、身に危険を感じると、不必要な争いを避けるために相手を攻撃する前に自分が逃げようとする習性があります。
猫が攻撃したり、噛み付いてくるのは、よほどの理由があるはず。今回は、ものすごく気の強い猫との付き合い方、猫が攻撃してくる主な3つの理由を調べてみました。
■猫が攻撃してくる主な3つの理由とは
臆病な猫が自分から噛んだり引っ掻いたりする理由は、大きく3つに分けられるといいます。一つは狩猟本能を刺激されて、獲物を捕まえようと本気で噛んでしまう場合です。
そして2つ目は、要求が通らない不満から噛むパターン。３つ目は、恐怖を感じて自分の身を守るために噛んでしまうパターンです。
飼い主さんは、自分の愛猫がなぜ噛み付いてくるのか、よく観察してみてください。
■狩猟本能から噛み付く場合
狩猟本能が強い猫の場合は、動くものに敏感です。猫を刺激しないようにゆっくりと歩くことを心がけましょう。
狩猟本能を満たすために遊ぶ時間を増やしたり、もし噛まれたときは猫を刺激しないようにそっとその場を離れて猫の気をそらすことも大切です。
■要求が通らない不満で噛み付く場合
おやつが欲しい。もっと遊んで。自分の要求が通らないと噛み付く猫の場合はその場で要求に答えると噛めば要求が通ると覚えてしまいます。
猫が噛んできた場合は相手をしないで別の部屋に移動するなど一旦距離を置いて攻撃をかわしましょう。
噛んでも要求が通らないことを覚えるまで繰り返してみてください。
■恐怖を感じて噛み付く場合
猫が嫌がるのに無理やり抱っこしたり、突然大きな声を出すと猫は驚いて攻撃してくる場合があります。
また、爪切りなど、猫が嫌がることをしても噛み付きます。猫が嫌がっていると感じたら、すぐにやめて、猫の恐怖心を取り除いてあげましょう。
すぐにやめてくれる、と猫が飼い主さんに信頼関係ができてくれば、少しずつ恐怖を感じなくなるはずです。
いかがですか。気難しい猫と暮らす場合、ちょっとしたコツがあります。それは猫の目をじっと見ない。猫が寄ってくるまで抱っこしないこと。そして毎日同じ時間にご飯やお手入れをして、猫に「この人は安心できる人だ。」と思わせること。
猫は一旦信頼すると、コロっと態度が変わります。べったり甘える猫になることが多いのです。時間はかかりますが、少しづつ関係を作って行ってくださいね。
