一説によると「寝る子」=「寝子」が語源になったという猫。気がつけばいつもウトウトと眠っていますよね。
一般的に成猫の睡眠時間は1日平均13から14時間程度。しかし警戒心の強い性格ですから、その時間のうちぐっすりと眠っている時間はたった4時間程度だと言われています。
そして残りの時間はすぐに目覚められるような浅い眠りを長く続けているのが猫という生き物。
人間もそうですが、レム睡眠と呼ばれる浅い眠りの時に夢をみるといいます。1日の睡眠時間に対してレム睡眠の割合は、
・猫の場合:75%
・人間の場合:20%
なんと猫は人間の4倍近く夢を見ているらしいことがわかりました。
一体猫はどんな夢を見ているの?寝ながら時々ピクピクとヒゲを動かす愛猫に、ちょっと聞いてみたい気がします。
今回は、猫と夢の不思議な関係、猫が夢に現れた場合の夢占いなどをご紹介しましょう。
■猫がたくさん出てくる夢の場合
夢占いでは、猫は「欲望」や「女性」を暗示するといいます。自分の愛猫以外でも、夢に猫が出てくる場合はその人の隠れた欲望や女性的な性質を表すこともあるとか。
猫がたくさん出てくる夢を見た場合、それは、猫好きさんにはとても幸せな夢のはず。夢の中で猫など、自分が大好きな対象がたくさん現れる夢は、その人の心が愛情や幸福で満ちていることを示します。
愛猫との生活に十分に満足している証拠かも知れませんし、もう1匹増やしたい、猫を多頭飼いしたいという欲望の現れなのかも知れません。
■死んだ猫が出てくるなど、不思議な夢の場合
何年も前に亡くなった愛猫が突然生き返った夢を見た、いつまでも懐かない猫が、ある日突然ぬいぐるみになってしまった!
猫に関する信じられないような不思議な夢を見た場合、それはちょっとストレスを感じて悩んでいることがあるのかも知れません。
現実で起こっている問題を、別の何かに置き換えて、自分の気持ちを整理している可能性があります。猫が別の何かに変化する夢は、解決できない問題を整理したいという心の裏返し。
猫を食べる夢、など突拍子もないような夢の場合は、その猫を食べることで何かを得たいという欲望の意味。知識が欲しい、味方が欲しいとい渇望を表すこともあるそうです。
いかがですか。猫と人間の間には、長い長い歴史があります。猫が日本にやってきたのは平安時代、とも言われています。
そんな猫ですが、いつまでたっても人間から見たらミステリアスな存在。猫の全てはまだ解明されていません。
これは私の個人的な意見ですが、猫は「夜」が似合います。犬は明るい日中のイメージがありますが、猫は漆黒の闇、というちょっとホラーに近いイメージがありませんか?
犬よりも猫の方が夢に出てきやすい、と思うのは偏見でしょうか?