猫のことならニャンでも知りたいワタクシ。前回の猫検定は中級試験で「96点」という好スコアを取ったのが自慢です。しかし、豊富に知識をもっていても、実は勘違いしていることがあるかも?
特に昔から言われている猫あるある、「猫の主食は魚」というのは、実は日本の猫だけに通じる通説です。もともと猫は砂漠で暮らしていた肉食動物。生まれてから死ぬまで「魚」なんて見たことも食べたこともなかったはずです。
今回は、そんな猫についてもしかして勘違いしてるかも?猫好きでも知らない猫の体の不思議について調べてみました。
■猫も「犬かき」をする
猫は水が嫌いです。それは事実ですが、泳げないわけではありません。もし池に落ちたとしても、猫はごく自然に「犬かき」で泳げるそうです。
猫なのになぜ犬かき?と思いましたが、もともと哺乳類の4つ足の動物のほとんどが「犬かき」が基本的な泳ぎ方なのだとか。
泳ぐ、という意識は動物にはなく、必死にバタバタと4本の足を動かすことで水に浮いて沈まないということを本能でさとるのだと言われています。(カモノハシは例外で後ろ足を動かさずに前足だけで泳ぐそうです。)
■猫の手のひらは「肉球」ではない
猫の手のひらを思い浮かべるとき、あのプニプニの肉球の一番面積の大きな部分だと思っていませんか?
動物学的にいうと、あそこは手のひらではなく、指なのだそうです。あの部分をグリグリと押すと、指の骨の感触がするのだとか。
それなら猫の手のひらはどこになるのでしょうか?正解は猫の前足の裏の小指側にイボのような小さな肉球がありますよね。そのイボのような部分が人間でいう「手首」になります。
猫の手のひらは、面積の一番大きい肉球からイボまでの「毛が生えている部分」が手のひらになるそうです。
■死ぬときは姿をむしろ見せたがる
「猫は死ぬ姿を見せない」というのは、少し前までは猫あるあるでした。しかし猫の今のライフスタイルは完全室内飼い。猫にとって飼い主さんを含めた部屋の中が自分の世界です。
子猫は特にそうですが、体が悪い時ほど猫は人に甘えたがる傾向があります。そして最近では、成猫も子猫気分を残したまま成長する猫が多いそうです。
猫が具合が悪くなった時、押し入れや部屋の隅でずっとうずくまっているのは、姿を見せたくないわけではなく、そこが落ち着くから。
猫も死ぬときは愛する飼い主さんのそばで死にたいと思っているそうですよ。
いかがですか。私はなんとなく猫はカナヅチだと思っていましたが、猫も立派に泳げる動物だったのですね。
そして当然猫の手のひらはあの肉球部分だと信じて疑いもしませんでした。皆さんはいかがでしたでしょうか?