毎朝私を起こしに来る愛猫。最近は犬が割り込み、競争で起こそうとするので御機嫌ナナメ。
2歳の保護犬、ぽんちゃんは最近わがまま全開でヤキモチ焼き。私が愛猫カイトをブラッシングしていると体をぶつけて邪魔をします。
そこで最近「待て」を教えることにしました。手のひらを顔の前に突き出して「待て」というだけですが、ぽんちゃんは数回で覚えたのに、カイトは全く覚えてくれません。猫に「しつけ」ってできないのでしょうか?
そこで調べてわかったのが、猫には「クリッカートレーニング」が有効との情報。これを使うと、「待て」どころか「ハイタッチ」や「キャリーに入れる」こともできるそうです。
やり方をご紹介しましょう!
■クリッカートレーニングとは
まず用意するものは、猫が大好きなおやつと、音が出るトレーニング器具。カチッと音がするクリッカーと呼ばれる専用の器具もありますが、ノック式のボールペンや、舌を鳴らして代用してもいいそうです。
猫をトレーニングするには、猫自身に「考えさせる」訓練をしなければなりません。「〇〇したら正解」と飼い主さんが行動を示し、猫がその通りに行動したら、カチッと音をさせてからおやつをあげます。
これを繰り返して行くうちに、猫は飼い主さんの意図を理解し、「待て」どころか「ハイタッチ」や「キャリーに入れる」こともできるようになるそうです。
■ハイタッチをさせる方法
①まず猫の顔の高さに、おやつをつまんだ指を猫が見えるように差し出します。その指に猫が前足をつけたら正解。カチッと音を鳴らした後におやつをあげてください。
②今度はおやつを持たないで軽く握った手を同じように猫の顔の前に差し出します。この手に猫が前足をつけたら正解。またカチッと音を鳴らした後におやつをあげてください。
③何度か1と2を繰り返した後、徐々に手のひらをパーの形にして猫の顔の前に出してみましょう。この手に猫が前足をつけたら正解。これがハイタッチのゴールです。
■猫をキャリーに入れるには
おやつを持った指を猫に見せて、キャリーの中に入るように猫を誘導します。猫がキャリーに入った瞬間にカチッと音を鳴らし、おやつをあげてください。
いかがですか。クリッカートレーニング、意外に簡単にできそうですよね。これを繰り返していけば、最後には音を鳴らさなくても猫とハイタッチやキャリーに入れられるようになるとか。
猫を犬のように躾けるなんて、と違和感を感じるかも知れません。でもこの方法で訓練していると、カチッと音をさせただけで猫が近づいてきてくれます。まさかの地震災害の時に、これを訓練しておけば、愛猫と同行避難がしやすくなるはず。
猫のクリッカートレーニング、やってみても損はないかも知れませんね。