本を読むのが3度の飯と同じくらい好きなワタクシ。新宿の本屋さんをぶらぶらしていたら、面白い本を発見しました!
タイトルは「科学的に元気になる方法を集めました」。明治大学教授、堀田秀吾さんの著書です。発行元は文響社。この会社はあのベストセラー「人生はニャンとかなる!」を出版した水野敬也さんの会社ですから、多分面白いはず。
早速買って読んでみましたが、その中でも「幸福感を高めてくれる習慣」の章が秀逸。たった3秒(おそらく)で、飼い主さんも愛猫も幸せになるとっても簡単は方法が書いてありました。
ご紹介しましょう!
■たった3秒であなたも愛猫も幸せになる方法
あなたは最近誰かとハグをしましたか?スキンシップをしていますか?
もともと人は、人と触れ合うことでエネルギーをもらうことができる生き物。これは科学的なエビデンスもあります。
私はこれは人間に限らず猫もそうだと感じています。猫が(パトロールついでに?)必ず私にスリスリゴロゴロして来たり、膝に乗ってトロンとした表情を浮かべるのは、マーキングやおやつが欲しいだけではないはず。私と触れ合うことで猫も癒されている!と信じています。
実は、他者と触れ合うだけで、人はとても簡単に幸せを感じることができるのです。
マイアミ大学のフィールドらによる研究によると、マッサージを受けることによってストレスに反応して分泌されるコルチゾールが31%低下する一方、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンは28%
増加し、意欲の向上に働くドーパミンも31%増加することがわかりました。
ハグやスキンシップの機会がない方、人に背中を撫でてもらったり、指圧マッサージしてもらうだけでも幸せな気分を感じるそうです。
■ペットと触れ合うだけでお互いに幸せになれる
アニマルセラピーという言葉、皆さんも聞いたことがありますよね。セラピーというとなんだか胡散臭いというイメージをもたれる方もいるかも知れません。
しかしこのアニマルセラピーは現在エビデンスか確約し、積極的に医療現場でも取り上げられるようになりました。
埼玉県の北里メディカルセンターでは「動物介在療法」というケア方法が実践されていますし、フランスなどでは保険適用とされることもあるそうです。ペットの癒し効果はまさに「副作用のない薬」ですね。
ミズーリ大学のジョンソンとメドースの研究によると、19歳から73歳の被験者に犬とロボット犬のAIBOを触らせて被験者と犬の血液を調べたところ、生きている犬に触れた時はセロトニン、オキシトシンの増加がみられ、AIBOの場合は逆に減少したそうです。
いかがですか。幸せホルモンを増やす良い方法は犬や猫と暮らすこと。目を見つめあって触れ合うだけで、幸せになるホルモンがお互いの体に分泌されるそうです。
たった3秒で毎日幸せになるこの方法、皆さんが幸せなのは、もしかして猫のおかげかもしれませんね(笑)
*参考文献
「科学的に元気になる方法を集めました」堀田秀吾著 文響社