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愛猫の嘔吐・病気orそれとも生理現象?猫が吐いた時の傾向と対策【中編】



愛猫の突然の嘔吐。前編では猫の嘔吐する理由や吐きやすい時期や時間帯、吐く回数などを調べてみました。



飼い主さんにとって、猫の嘔吐問題の一番の関心は



「その嘔吐は病気かどうか?」



ということでしょう。今回は、猫の嘔吐について「様子見or即受診すべき?」の見極め方について調べてみました。



 

■吐いた後の猫の様子を観察しよう




猫はよく吐く動物。ついつい吐いた後の後始末に追われて猫の様子をおろそかにしがちですが、まずは吐いた後の猫の様子を観察してみてください。



猫が吐いた後、



・すぐに食事を食べる

・猫じゃらしなどで誘うと遊ぶ

・毛づくろいなどをしてのんびりしている



場合は様子を見ても良いでしょう。しかし、



・吐いた後に食欲がない

・瞬膜が出たままぐったりしている

・物陰に隠れて出てこない

・触ろうとすると嫌がる

・口臭がある

・1日に4回以上吐く



場合は危険のサイン。すぐに病院へ受診した方が安心です。また、様子見の段階でも、1回の食事の量が減った、未消化のフードをよく吐く、1日たってもうんちをしない場合は、たとえ猫が元気な様子でも動物病院の先生に相談してみてください。



 

■吐いたものを観察しよう






前編でも紹介しましたが、猫の嘔吐物で多いのは、「フード」「毛玉」「猫草」、空腹時には「胃液」も吐きます。これらを吐いた後、猫が比較的元気であれば、深刻な病気の可能性は少ないでしょう。



しかし「血が混じっている」「異物が混じっている」「明らかに異臭がする」嘔吐物の場合は要注意です。危険な液体を舐めたり、小腸まで進んだものを吐き出すと便臭がします。猫の嘔吐物は見た目と匂いにも注意して観察してください。



 

■愛猫が吐いたらすべきこと




猫の様子がおかしい、即受診という場合、嘔吐の原因を探るにはやはり実物を病院へ持っていくのが一番。ラップで嘔吐物を包んでから密閉容器に入れると匂いや液だれを予防できます。



持参が無理な場合はスマホなどに写真を撮って持っていきましょう。吐いている猫の様子も動画に撮れると先生も診断しやすくなります。



動物病院へ猫を連れていく時は、車酔いや揺れによる誤嚥や体調が悪化する恐れがあります。猫を落ち着かせるためにも、キャリー全体を猫の匂いがする毛布やタオルなどにくるみ、なるべく振動をしない方法で病院へ連れていってください。





猫が吐いた後、飼い主さんがよくやりがちなのが、「猫の背中をさする」という行為。これは人間なら楽になるかもしれませんが、猫は気分が良くない時に触られるのを嫌います。さすると誤嚥する危険もありますから、これはしない方が良いでしょう。



猫の嘔吐、いかがでしたか。後編では猫の嘔吐に関係する病気や、吐いた後の対策法についてご紹介します。
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