猫のケアで一番困ること。飼い主さんが苦手と感じる猫のケアで最も上位に挙げられるのが
「猫の爪切り」
ではないでしょうか。基本的に爪切りをしなくても猫の健康上の問題はありません。ただ人が引っかかれて怪我をしたり、猫から人に感染する「猫ひっかき病」予防のためにも、猫の爪切りは定期的に行った方が安心です。
特に高齢の猫の場合は爪とぎをする回数が減るために、伸びすぎた爪が内側に巻いて肉球に刺さる「巻爪」になることがあります。猫の爪切りは猫が嫌がらないように子猫のうちから習慣にしておくと良いでしょう。
しかしそうは言っても猫の爪切りは苦手、という飼い主さんのために、今回は「うちはこの方法で楽々です!」という飼い主さんの方法をご紹介しましょう。
■まずは猫が寝起きや熟睡中に1本ずつ切る
猫の爪切り。猫は大抵嫌がって暴れますよね。うちの場合は比較的猫が無防備な状態の時を狙ってやっています。最初は「1本だけ」という低い目標を設定してやってみてください。
全部の爪を1回でやろうとすると、必ず猫は嫌がります。猫が寝起きや熟睡中にそっと悟られないように爪を1本切ってみてください。
しばらくこの方法をやってみて、猫が「爪切りって別に怖くないにゃ」と感じるようになれば、一気に半分くらいの爪を切れるようになります。
■小さめの洗濯ネットに入れて切り、ご褒美をあげる
プライドが高く、抱っこもさせてくれないミーちゃん。動物病院へ毎回連れて行くときも大変です。うちの場合はまずは二人体制で猫を捕まえ、猫の体が入るギリギリくらいの小さめの洗濯ネットに入れます。
洗濯ネットが小さめなので、猫の爪が自然とネットの穴から出やすくなります。それを狙って素早く猫の指を抑えて爪を切ります。
終わったらかなり猫のストレスが溜まっているはずですから、ネットから出したら爪切りの時用の特別の猫のおやつを1回5粒位あげます。
この方法をやっていたら、洗濯ネットに入れてもあまり激しく暴れなくなりました。
■人用の爪切りを使用する
若い頃は嫌がるのでバスタオルに包んで爪を切っていましたが、最近はあまり爪切りを嫌がない我が家のトラちゃん。15歳というシニアになって爪が太く、白く濁ってきました。
猫用の止め切りを使っていましたが、最近試しに人用の爪切りを使ってみたところ、むしろこの方がスムーズに切れることを発見。今まで以上に楽々に爪を切れるようになりました。
いかがですか。この3つの方法。成功するコツは「決して焦らない、猫が嫌がったらすぐにやめる」ということ。
猫にストレスを感じさせないことがポイントです。そして大事なのは「決して諦めない」こと。1ヶ月から1ヶ月半に1度くらい爪を切って入れば、猫も習慣として諦めてくれるかもしれませんよ。