春は花粉症のシーズン。。。と憂鬱な皆様、忘れてはいけません。そう、春は猫の被毛が大量に抜け変わる「換毛期」のシーズンでもあります!
花粉症と猫アレルギーを両方持っている友人は、本当に春は辛そう。この時期は病院で処方された薬が手放せないそうです。
花粉症はともかく、猫の被毛は対策が考えられるはず。コミュニケーションの手段としても欠かせないブラッシングは、愛猫の健康チェックにも役立ちます。
今回は猫の被毛ケアにお勧めなブラシとブラッシング方法をご紹介します。
■猫の被毛ケアにお勧めなブラシとは
猫のブラシには色々なタイプがあります。猫の毛の長さや生えている部位、用途に適したブラシを選ぶと良いでしょう。代表的なものはこの4種類です。
・スリッカーブラシ:金属の細いピンがたくさんついたスリッカーブラシ。ソフトとハードがあります。とかすとしなるほどピンが柔らかいタイプの方が猫の皮膚を傷つけません。長毛、短毛な猫両方に使えます。
・ラバーブラシ:持ち手もピンのところもゴムでできたラバーブラシ。ゴム製のため、マッサージ効果もあると言います。強く溶かすと摩擦で毛が取れすぎることもあるので注意して下さい。長毛、短毛な猫両方に使えます。
・ピンブラシ:ピンの目が荒いピンブラシは、長毛な猫の仕上げや抜け毛が少ない時に使うと良いでしょう。
・動物用のコーム:猫のノミ取りの時にも使われるコーム。歯の部分が長いのでどちらかといえば長毛な猫に向いているかも。長毛、短毛な猫両方の毛並みを整える時にも使えます。
■猫が嫌がらないブラッシング方法
ブラッシングが苦手な猫ちゃんも多いはず。短時間に素早く全身の被毛をブラッシングするには、
①首から腰に向かって背中をとかす:猫が嫌がりにくい首の後ろから始めると良いでしょう。背中は抜け毛が多いので重点的にとかします。
②後ろ向き抱っこで脇の下をとかす:猫の脇は意外に毛が絡まりやすい部位。猫がうつ伏せの状態で持ち上げ、後ろ向き抱っこします。
猫の両前足の間に人差し指を入れて固定するように足を握り、コームを使って脇の下をとかしましょう。
③できそうなら猫を立たせてお腹をとかす:毛の密度が低く、猫が嫌がるお腹の被毛は毛の絡まりがある時だけとかせばOK。もしできるなら②の体勢のまま片手を持ち上げて猫を立たせ、素早くお腹をとかして下さい。
いかがですか。換毛期の猫の被毛ケアの仕方とお勧めなブラシ。私は個人的にハリオから出ているラバーブラシがお勧めです。
これでブラッシングすると1度で猫毛のフェルトボールが1個作れるくらいの毛が取れます。このラバーブラシは両面使えるようになっていて、ブラシの反対側は絨毯についた猫の毛を取れるタワシになっています。(こちら側もものすごく取れます!)
ブラシは猫それぞれ好みがありますから、愛猫の様子を見ながら使ってみて下さいね。