猫を飼っている人は、1度は「いきなりガブリ!」とやられた経験があるはず。こちらとしては愛情を込めて接していたつもりでも、突然噛みつかれると「一体なぜ?」と思ってしまいますよね。
猫が噛み付くのは、獲物を捕獲して食べる狩猟動物の本能です。ですから、完全に噛み付く行動をやめさせることは無理でしょう。しかしその噛む回数を減らし、できるだけ人間以外の対象に目を向けるように対策を立てることは可能です。
猫が噛む理由は必ずあります。対策方法はシチュエーションによって様々ですから、この3つの対策方法を参考にしてみて下さい。
■歩いている時に噛み付いて来る
普通に歩いているだけなのに、物陰からいきなりダッシュして来て足にガブリ!これは本当にびっくりしますよね。
猫目線で見ると、テンポよく目の前を歩く人の足は手頃な獲物のように見えてしまい、狩猟本能がそそられてしまうのかも。
この時の対策法としては、噛まれてもできるだけ騒がず、猫を無視することです。しかし猫が退屈していて「遊ぼうよ!」と言うサインの時もあるので、ちょっと用事を中断して猫と遊んであげるのも良いでしょう。
■撫でている時に噛み付いてくる
猫には「撫でられて気持ち良い場所」と「ここは触らニャイで!」という場所があります。特に「腰から尻尾」のあたりは撫でられるのが大好きな猫と逆に怒る猫もいるので気をつけた方が良いでしょう。
また、猫は飽きやすいので、大好きな飼い主といえど、撫でられている時間が長いと猫の限界を超えてしまうのかも。
この時の対策法としては、尻尾や耳の動きなどから猫の「不機嫌サイン」を見逃さないこと。そして病気や怪我で痛がって噛む場合もあるので、全身を触診してどこか悪いところはないかチェックしてみて下さい。
■何もしていないのに噛み付いてくる
これこそ前触れのない突然のガブリ!飼い主にとっては「青天の霹靂」と言うもの。この時の対策法は、猫が運動不足で欲求不満になっていないか、外で大きな物音がしたかなど、猫がストレスを感じていないかをチェックしてあげて下さい。
この対策法としては、毎日規則正しく遊んであげる、外の音や聞こえないように防音対策を備えるなどの対策を立ててあげると良いでしょう。
いかがですか。猫の「突然の噛みつき」。上記以外でも「お手入れ中に噛んで来る」「遊んでいると噛み付く」と言う場合もありますよね。
愛猫の気持ちは飼い主にしかわかりません。猫はどんな時に怒るのか日頃行っているケアを見直して、考えてみるのもアリかも。
猫が噛む場合は決して「飼い主が嫌いだから」というわけではありません。猫の欲求を満たし、ストレスが軽減する方法を考えてみて下さいね。