私たちが猫をナデナデするとまるで魔法のようにストレスが消えていくように、猫にも究極のストレス解消法があるといいます。
猫が目をつぶってゴロゴロと喜ぶこと。それは
「親猫に舐めてもらうこと」
です。親猫が子猫を舐める行為には、人間同様スキンシップで安心感を与えることのほかに、子猫の免疫力を高め、汚れやノミやダニの予防、さらには代謝を良くして体の健康を維持する働きがあるのだとか。
猫の健康を考える上で、このスキンシップはストレスを発散する行為なのだそうです。
今回は、中でも特に猫が喜ぶという、愛猫に試してみたい究極のストレス解消法をご紹介します。
■歯ブラシでマッサージ
歯を磨くときに使うごく普通の歯ブラシ。実はこれはザラザラしたブラシの部分が親猫の舌によく似ているので猫がとても喜ぶそうです。
いきなりガブリとする猫や、歯磨きをさせてくれない猫などに、この「歯ブラシマッサージ」はとても効果がありそう。
この歯ブラシで猫の背中を背骨に沿って前後にブラッシングすると、「免疫強化」「腰痛」「消化器疾患の緩和」に効果があるそうです。
また、お腹周りを時計回りにゆっくりと歯ブラシで回しながらブラッシングすることで、お腹の調子を整える作用もあるといいます。
尻尾の付け根、猫の頭を縦横にブラッシングすることも母猫の舌を思い出して喜ぶといいます。
■あずきホカロン
指圧やマッサージを嫌がる猫ちゃんもいるでしょう。そんな時は、猫を「温める」こともとても効果があるそうです。
寒がりな猫ちゃんなら、猫にも安心な「あずきホカロン」を作ってあげてください。
1:乾燥したあずきを大さじ山盛り3杯をレンジで30秒温めます。
2:手ぬぐいを手のひらで袋状にし、そこに温めたあずきを入れて輪ゴムで縛ります。
3:猫に熱すぎないか、自分の腕に当てて熱さを確認してください。猫の頭、背中、首、お腹などのあずきホカロンを優しく当ててあげます。
猫が嫌がらなければ、寒い日は特にやってみてください。
いかがですか。このあずきホカロンは人間がよくやる「温灸」と同じ効果があるそうです。歯ブラシマッサージも、根気よく続けていると、歯ブラシに慣れて口内も磨けるようになるかも知れません。
もちろんこれは個人差があります。猫が嫌がるようならすぐにやめて下さい。猫をマッサージする時は、
・怪我や発熱、妊娠、空腹、食後は避けること
・いきなり触ってすぐにマッサージをしない
・指輪や時計などのアクセサリーは外す
・指先ではなく、心に愛を込めて行う
・猫が本当に気持ちよさそうにしているか、確認しながら背術する
マッサージは医療行為ではありませんが、この5つは守って猫のお手入れをしてあげて下さいね。