さて、ここで問題です。猫が毛づくろいするときの「猫が体を舐める正しい順番」は次のうちどれでしょうか?順番の通りにアルファベットで答えてください。
A:背中
B:顔
C:前足
D:後ろ足
みなさん、答えは分かりましたか?猫が体を舐める順番は、
①C:前足②B:顔③A:背中④D:後ろ足
なのだそうです。これって一体誰が調べたのでしょうか。。。2017年の3月に行われる「ねこ検定本」に出ていた問題ですから、受験される方はぜひ覚えておいて下さいね。
「猫は世界一眠るのが好きな動物」だという動物学者がいましたが、もう一つ「猫はとても舐めるのが好きな動物」だとも言えるかも知れません。
猫はとても綺麗好き。毛づくろいは毎日の日課です。猫が毛づくろいするときに自分の体を舐める理由は分かりますが、それ以外でも猫は舐める仕草をすることがあります。
この猫が「舐める」行為には、実は飼い主が知らない方が良い「猫の本音」が隠されているのかも。
今回は猫の舐める仕草の3つのバリエーションの意味を紹介します。
■人が撫でたところを後から舐めるとき
これはよく猫はやりますよね~。
「もしかして、私の手にばい菌がついてると思ってるの?」
と言いたくなりますが、この仕草は猫が
「やだなあ、触らないでよ」
と言っているわけではありません。単に触られたところの毛の乱れを整えて、自分の体をベストコンディションに直しているのだとか。猫はとても几帳面な性格のようですね。
■人に噛み付いた後に舐める
飼い主が優しくナデナデしてあげているのに突然ガブリ!。これをやられた経験のある飼い主さんは多いはず。
猫の突然の噛みつき行為。しかしこの後に猫は噛んだところをペロペロしてくれます。まるで
「ゴメンにゃ。」
と誤っているようで、ついつい痛みも忘れて許してしまいますよね。しかし実はコレ、決して謝罪しているわけではありません。
実はこの仕草は、猫が捉えた獲物(飼い主の手)を「味見する仕草」なのだとか。そのままにしておくと、またガブリ!とやられる可能性が高いそうです(泣)
■人の涙を舐めてくれる
飼い主が泣いているとき。猫がそっと近づいてきて、頬の涙をペロペロと舐めてくれるときがあります。
思わず
「慰めてくれてありがとう~!」
と感動してしまいますが、実はこれ、猫は慰めているのではありません。ただ単に、
「なんだろう?」
といつもと違う飼い主の仕草を不思議に思っているだけなのだとか。たまたまほっぺたに水が付いていたので舐めてみた、というのが猫の本音のようです。
いかがですか。実は知らない方が良い?猫のホントの気持ち。もちろん、これは猫それぞれ個体差があります。もしかしたら、あなたのニャンコだけは、本当に慰めてくれているのかも知れません。
基本的に猫は「舐める」ことで精神的に落ち着くと言います。猫が何か失敗した時にいきなり毛づくろいを始めるのは動揺を鎮める行為なのだとか。
もしかしたら、猫が涙を舐めてくれるときだけは、飼い主を心配して動揺していると信じたいですね…。