地球上に生きる生物に等しく与えられているモノ。
それは「寿命」です。
どんな生物も生きていれば必ず死にます。私は帝王切開で娘を出産したので、主治医に、
「手術の日はいつにしますか~?この日からこの日まで、好きな日を選んで下さい。」
とまるでゴルフの予約をするような感じで言われ、私の独断で「娘の誕生日」を決めることができましたが、さすがに「死ぬ日」は安楽死でもしない限り、誰にも選択は出来ませんよね。
自分がいつ死ぬかは自分ではわからない…。しかし!あなたの愛猫や愛犬なら、もしかしてあなたが死ぬ日を予知できるかも知れません!
有名なのが、子猫のときに重度の認知症の患者をケアする施設、ロードアイランドのSteere House Nursing and Rehabilitation Centreに引き取られた5歳の猫、オスカーです。
白黒のブチ猫のオスカー。見た目は全くごく普通の猫ですが、入院患者が死にそうになる「最後の数時間」になると、まるで見張っているかのようにその患者のそばを離れないそうです。
オスカーの死を予知する能力はかなり正確。今まで50人もの患者の死を予知したとか。
今回は、私が実際に聞いた不思議な話をご紹介しましょう。
■犬だってできる!死を予知する分福君
神奈川県横須賀市にある、日本で初めて、
「自分の飼っている犬や猫と一緒に暮らせる特別養護老人ホーム」
として有名な施設「さくらの里山科」。
こちらでは、入居者が飼っている犬や猫の他に、ボランティア団体から引き取った犬や猫も一緒に暮らしています。
自身も犬を3匹飼うほどの大の犬好きの理事長、若山さんは、
「自分が飼っているペットと最後まで一緒に暮らしたいと思うのは自然なこと」
という素晴らしい考えの持ち主。私が見学に伺った時は犬も猫もリビングで入居されている老人同様、自由にくつろいで過ごしていました。
「飼い主が亡くなった後も、残されたペットはこのホームで飼い続けます。」
という理事長のポリシーに、私は絶対に親をここに入れる!と固く心に誓いました。(できれば自分も入りたいです!)
そして自由に動き回っているワンコのうちの1匹、分福君と名付けられた茶色の犬をモフモフしていると若山さんが
「この分福君はねえ、人が死ぬのが分かるんですよ。それもほぼ100%。」
とすごいことをサラッと話してくれました。
「入居者の人が亡くなる数日前になると、分福君はその人の部屋に入って添い寝を始めるんですよ。職員はそれを見ると、「あぁ、家族に連絡をしないと」と連絡をするんです。不思議ですけど、これが当たるんですよねえ。」
理事長はニコニコしながら話してくれました。本当ですか!どうして分福君はそんなことが分かるのでしょうか?
「分福は福島の震災の時にレスキューされた犬なんですよ。おそらくですが、分福君は福島で自分が死にそうな目にあったか、実際に死んでいく人をたくさん見て自分が「経験」したのではないでしょうか。それが嗅覚か聴覚かわかりませんが自分の「能力」として刻まれたのかも知れませんね。」
いかがですか。このお話。実話です。猫のオスカー君も保護猫団体から引き取られた猫だそうですから、死を間近に「経験」するような目にあったことがあるのかも。
犬や猫は自分が死にそうな「経験」をすることで、死を予知できる能力が生まれてしまったのでは…。
これはあくまでも推測です。科学的根拠のない話ですが、結構当たっているような気がします。
皆さんはどう思われたでしょうか。。。