お魚咥えた野良猫~♪という国民的アイドル?サザエさんのおかげで、猫は魚を咥えて走って行くようなイメージがありますが、そもそも猫がこんなことをしているのをあなたは見たことがありますか?
私の家では今までに何匹もの猫を飼ったり世話をして来ましたが、猫が食卓の上の魚を咥えて逃げたことは一度もありません。
「猫は~な生き物」という「猫あるある」がありますが、果たして今でも本当にそうなのでしょうか?
人間が進化するように猫だって進化しているのでは?そもそも人間がそう思っているだけなのかも?
今回は、これはもう古いかも?と思われる、よく言われている猫の常識・非常識について調べてみました。
■猫はネズミが大好物
確かに昔は猫はネズミが大好物でした。猫が世界中に移動できたのは、船の中でネズミを捕る重宝な動物として船員に愛されたから。
日本でも蚕を飼っている家では特にネズミを捉える猫はとても重宝したそうです。高額な値段で猫を売買したという記録も残されています。
しかし現在、猫はネズミを捕るでしょうか?恐らく我が家の愛猫はネズミを見たことがないかも。
ネズミを捕るどころかネズミを怖がる猫もいると聞いたことがあります。「猫はネズミが大好物」という話はもう昔の話なのかも知れませんね。
■猫の主食は魚
猫は魚が大好き。日本の国産のキャットフードは、原材料を見るとほとんどのメーカーでマグロなどの魚を使っていますよね。
しかしこれは国際的に見るとかなりレアなケース。海外のキャットフードで魚を使うメーカーはあまり多くはありません。
「猫の一番の好物はウサギ」
という海外の動物学者の意見も聞いたことがありますし、馬肉や七面鳥といった肉をメインに作っていることが多いのです。
「猫の主食は魚」というのが日本の常識ですが、海外の国の人から見たら「非常識」なのかも知れません。
■猫は犬が嫌い
猫と犬。仲が良いか?と聞かれると
「あんまり良くないかも」
という意見が多いかも知れません。しかし現在は犬も猫も「完全室内飼い」をしている人が多いはず。
同じ室内で暮らしているとそれが子猫時代からであればあるほど、猫と犬はとても仲が良い、と言えるかも知れません。
猫は生後6~7週間目の社会化の時期に暮らした動物なら、それが鳥の場合でも大きくなっても仲良く暮らせると言います。
猫と犬は昔から仲が悪い、と考えられていますが、一緒に暮らしているとまるで家族のように子供の面倒を見たり、一緒に昼寝をしたりと仲良く暮らせることが多いようです。
いかがですか。よく言われている猫の常識・非常識。現代の暮らしではもう、「これはないかも」という常識がありますよね。
特に猫の食生活に関しては、むしろ種類によっては猫に魚は危険?という意見もあります。キャットフードの原料も今後大きく変わるかも知れませんね。