2月といえばバレンタイン …。と思うのは一部のリア充組だけ。受験生を持つ親から言わせて貰えば、2月といえば『インフルエンザ』警戒月間です!
ここまで来て家族の誰かが感染したら、1年間の努力が水の泡。ピリピリしている中3の娘を横目に、手洗い、うがいはもはや鉄則です。
そんな我が家でのんびりと過ごしているのは愛猫のカイトだけ。しかし室内飼いでも猫も感染症にかかることってありますよね。。。
そういえば、猫もインフルエンザにかかることがあるのでしょうか?
今回も東京猫医療センターの院長、服部先生に聞いてみました。
■猫もインフルエンザになるの?
・質問:服部先生、日本では冬になるとインフルエンザが流行しますが、そもそも猫でもインフルエンザにかかるのでしょうか?
・服部先生:いままでは人のインフルエンザは猫には感染しないと考えられていました。ただインフルエンザの中でも強毒な「鳥インフルエンザ」については感染したという報告があるようです。もしかするとこの先、情報が変わってくるのかもしれません。
・質問:猫の感染症というと、多頭飼いしている家の猫がかかるというイメージがありますが、1匹飼いでも感染しますか?
・服部先生:理論的には他の猫との接触がなければ感染しません。ただ動物病院やペットホテル、トリミングショップなどに行く機会がある猫ちゃんではやはり感染のリスクはあります。また飼い主さんが野良猫ちゃんと接触がある方は注意が必要です。飼い主さんを介して感染症が広がるということはあります。
・質問:よく猫にキスをしたり、一緒に寝てはいけないと言いますが、猫から飼い主に移る感染症はありますか?
・服部先生:動物から人にうつる感染症を「人獣共通感染症:ズーノーシス」と呼びます。猫から人にうつる感染症はいくつかあります。代表的なものは「回虫」です。回虫が人に伝染すると場合によっては肝障害を引き起こすことがあります。
・質問:犬と猫を一緒に飼っている場合、犬から猫の移る感染症もありますか?
・服部先生:犬から猫にうつる代表的な感染症は「ノミ」です。ワンちゃんが散歩している最中にノミを引っ付けてしまい、自宅でねこちゃんにうつしてしまうということがあります。
・質問:猫の感染症を予防するために飼い主ができることは何ですか?
・服部先生:まずは感染症に対する正しい知識をもってもらうことが大切です。そのうえでそれぞれの猫ちゃんにどんなリスクがあるか、そして予防するには何が必要かを考えていただくとよいのだと思います。
服部先生、お忙しいところを有難うございました。
猫の感染症を予防するには飼い主が気をつけることが色々ありそうですね。
■2月22日猫壱セミナーのお知らせ
今回のインタビューで聞いた「猫の感染症」について、もっと詳しく学びたい方は、2月22日の猫壱セミナーへぜひご参加下さい。
■第6回猫壱セミナーの詳細
・講演タイトル:「猫と感染症」「猫の防災」
・講師:東京猫医療センター院長 服部幸
・参加費:4,000円
・定員:先着 50名
・日時:2017年2月22日(水)
・開演:13時~16時半(開場12時半)
・会場:場所:MFPR 六本木一丁目8番7号
・住所:東京都港区一丁目8番7号 MFPR六本木麻布台ビル10階
★最寄駅:六本木一丁目駅 ■東京メトロ南北線「六本木一丁目駅」 2番出口より徒歩2分
お申し込みはコチラ
◉タイムスケジュール◉
13時~14時半 「猫と感染症」
14時半~15時 休憩
15時~16時20分 「猫の防災」
16時20分~16時30分 ディスカッション
今回のセミナーでは「猫と感染症」と「猫の防災」の二本立てです。どちらも猫を飼っている方にはぜひ聞いて欲しい内容となっています。
■最新の腎不全治療について
2017年1月15日発売のニャエラの記事に、
「猫の寿命が30歳に!?」
という記事が掲載されて大きな話題を呼びました。現在の猫の平均寿命は15歳前後。それが一気に倍になる理由とは?
今回のセミナーの特別レクチャーとして、服部先生が最新の腎臓病治療についてお話をして下さいます。これもぜひ聞いておきたいですよね!
今回の最終セミナーの定員は50名、先着順となっております。猫について楽しく勉強したい方、皆様のお越しを心からお待ちしております。
お申し込みはコチラ