猫の性格は十猫十色。その猫の生まれつきの性格のほか、場合によっては「ストレス」や「病気」が原因で飼い主を不安にさせる行動を取ることがあります。
他の猫はしないのに。。。と比較をする必要はありませんが、
「他の猫はうるさいぐらいゴロゴロと喉を鳴らすのに、この子はちっとも鳴らさない。もしかして、私は嫌われているの?」
「最近トイレでうんちに砂をかけなくなったけど、一体どうして?」
という恐らく「病気」じゃないけど、ちょっと気になる、という行動をする猫がいると、飼い主さんはその理由が知りたくなりますよね。
今回は、そんな飼い主の素朴な疑問について調べてみました。
■喉をゴロゴロ鳴らさない猫がいるのはどうして?
猫が飼い主に撫でられた時に喉をゴロゴロと鳴らすのは、子猫が母猫に対して鳴らすのと同じ、「信頼感」と「甘えたい」という気持ちを表しています。
特に子猫の時から人に飼われている猫の場合は、飼い主を母猫のように感じることが多いので、体を摺り寄せながら喉を鳴らしたりするようです。
つまり、猫が喉を鳴らすのは精神的にまだ子猫時代の名残が残っている証拠です。精神的に幼い猫と言えるかもしれません。
喉をゴロゴロと鳴らさないからといって、飼い主さんを嫌っているわけではありません。むしろ飼い主に対して喉をゴロゴロと鳴らさない猫は、親離れがきちんとできた、自立心のある猫だと言えるでしょう。
■「トイレで猫がウンチを隠さなくなった」理由とは
猫は自分の匂いが残ることをとても嫌いますよね。特にウンチをした後は本能的に砂をかけて隠すのが基本。
また自分のテリトリー内で排泄物をそのままにしておくと細菌感染や他の猫に存在をアピールしてしまうため、そのままにはしないはずです。
猫がトイレでウンチを隠さなくなった時、考えられる原因は2つあります。
1つは以前ウンチを埋めている時に偶然嫌なことが起こってそれがトラウマになっている。もう1つは猫がウンチをすると飼い主が即座に片付けをしている場合、ウンチを埋める必要がないと猫が覚えてしまった場合です。
実は我が家の場合がこのパターン。愛猫がウンチをするとすぐに片付けていたため、いつしかウンチに猫砂をかけなくなってしまいました。。。
飼い主の余計なお節介?により猫が持っていた野生の本能が薄れ、行動が変化してしまったようです。
しかしこの「ウンチを隠さない」という行為には、マーキングとして自分のテリトリーの境界線上にウンチを残してアピールしたり、何か不安があってパニックになり、ウンチをしてしまった場合も通常と違って隠さないことがあるようです。
このウンチはグータラな性格によるものか、それとも何かのストレスか…。飼い主さんはよく猫の様子をチェックしてみて下さいね。