これから始まる年始年末。たいていの会社はもちろん、病院もお休みになりますよね。
人間の場合は、緊急時には救急車を呼べば365日病院へ搬送してもらえます。しかし猫ちゃんの場合はどうなるのでしょうか?
猫が具合が悪い時。かかりつけのお医者さんはいるけど、年始年末はちょっと電話をかけにくい、診察を頼みにくいという場合もあるでしょう。そもそも先生が里帰りなどで不在の場合もありますよね。
病院へ行くべきか、それともこのまま様子を見るべきか…。飼い主さんはとても迷ってしまうはず。こんな時は一体どうしたら良いのでしょうか。
■自分だったら…。と置き換えてみる
「3日間吐き続けている」「血便が出た」など、猫の突然の病気は飼い主さんも驚くはず。どうしよう、と迷った時は、「もしこの症状が自分に起こったら」自分はどうするかを想像すると良いかもしれません。
3日も吐き気が止まらないのはやっぱりおかしいし辛い…。と思えば、たとえ休日でもやはり猫も救急の動物病院へ連れて行くと良いでしょう。
1回だけ血便が出た、という場合は、猫の様子を観察してみましょう。異物を飲み込んで辛そうじゃないか、食欲が有るか無いか、などを総合的に判断して、自分の場合は「様子を見る」と思ったら、あと1日くらいは病院へ行くのを待ってもいいのではないでしょうか。
猫は病気を隠す動物です。しかし、「あれ、普段と猫の様子が違う」、と気がつけるのは飼い主さんだけです。
今愛猫はどれくらい苦しいのか、辛いのか、猫の動きや表情、尻尾の様子などで飼い主が判断してみましょう。ネットなどで検索して判断するのも大切ですが、普段から一心同体の愛猫のことは、もし自分だったら…。と置き換えてみると判断が容易になるのでは無いでしょうか。
■写真や動画で記録しておく
血便などは写真や動画を撮ったあと、その物をラップなどで包んでからジップロックに入れ、冷蔵庫で保管しても良いかもしれません。病院へ持って行けば、診察の判断の目安になるでしょう。
猫が咳をしているところ、荒い呼吸をしているところなど、先生に飼い主が口頭で伝えるよりも、その実際の姿を「写真や動画で記録しておく」と診察の役にたちますし、病院へ連れて行くかどうか、先にその動画を送って先生の判断を仰ぐことができます。
いかがですか。長いお休みは愛猫とくつろげる貴重な時間。猫をいつもよりも抱っこしたり長く構っていると、お腹のしこりや猫の不調に気がつきやすいですよね。
動物病院に連れて行くか迷ったら。自分や家族だったらどうするか、病気で辛いのは猫だって同じです。
おかしいと思ったら病院へ連れて行きましょう。普段から、かかりつけの動物病院と、自宅に近い緊急指定のある動物病院を確認しておくことも大切です。