目の前に静かに座っている猫。何もせず、飼い主を瞬きもせずに見つめる大きな瞳。
猫のちょうどよく腕に収まる程よい大きさ、優美でしなやかな姿かたち、甘い鳴き声や上質のシルクような触り心地、どれをとっても猫は本当に完璧ですよね。
人は見た目が9割、と言いますが、私は今まで見た目の悪い猫など見たことがありません。(唯一無毛のスフィンクスにはちょっと驚きましたが)
どんなに毛並みがボロボロでも、目やにで顔がぐしゃぐしゃになっていても、ちゃんとケアすればどんな猫も驚くほど綺麗に美しく生まれ変わります。その美しさゆえに人間が溺愛してそばに置きたいと思うのは当然。
自分のニャーという一声ですっ飛んでくるニンゲンを見て、「俺ってすごくね?」と猫が思い、ニンゲンを下僕だと思うのもまた、当然なのかもしれません。
今回はどんなに猫が嫌いな人でも猫好きにしてしまう、猫が愛される3つの理由つについて考察してみました。
■猫は本能を忘れない
人間とどんなに長く暮らしても、猫は外に出れば自然に虫やネズミ、または残飯などを漁って生きていけます。猫は例え無人島に流されても、人間よりも上手に生きていけるのはほぼ間違いないでしょう。
猫は環境によって自分の本能を左右されない強さを持っています。人間と暮らさなくても自分だけで生きていける、その強さに人は惚れてしまうのかもしれません。
■いるだけで癒される美しさ
猫が嫌いな人は猫の無表情な顔が怖い、とか部屋中を爪とぎするからいや、などと言いますが、それは全て偏見というもの。
猫の表情が豊かなのは一緒に暮らせばよく分かりますし、家具への爪とぎは予防する方法が沢山あります。
猫好きならわかると思いますが、猫は「いるだけ」で独特の癒しのオーラを持っています。そしてそのオーラは例外なく全ての猫が持っています。
猫が嫌いな人は、一度猫を抱きしめてみるといいかも。猫は見た目も10割ですが、触り心地の良さも完璧です。
■驚くべき身体能力
ものすごく美人でスタイルが良くて歌の上手いオリンピック選手。猫を人間に例えるならテイラースイフトとスケートの羽生選手を足して2で割ったような人物かもしれません。
猫が人間よりも劣っている身体能力があるとすれば、やや視力が近眼なことぐらい。人の8倍の聴覚、人の6倍の嗅覚を持っている猫は短距離なら時速50kmのスピードも出せる動物です。
そして「猫にフロイトはいらない」と言われるように基本的にストレスフリーな性格。1日の60%は寝て過ごします。子猫に至っては1日の90%は寝ているとか。哺乳類の中で猫科の動物ほど眠るのが好きな動物はいないでしょう。
いかがですか。猫が愛される3つの理由。他にもまだまだ沢山ありますが、こうして書いてみると猫は本当に完璧ですよね。