犬も猫も大好きなワタクシ。しかしできれば飼ってみたい、と思っている動物が「チンパンジー」です。
実はチンパンジーと人間の「DNA」の違いはわずか1-4%程度しかないって知っていましたか?チンパンジーは人間にもっとも近い動物です。
動物学的に言うと、チンパンジーは「霊長目ヒト科チンパンジー属」に分類される類人猿。DNAレベルではおよそ500万年前まではヒトと同じご先祖だったと言われています。
2016年12月8日のヤフーニュースで、【チンパンジーは「お尻」で仲間を見分けている:研究結果 】と言う記事を発見しました。
オランダのライデン大学研究チームが研究、発表した内容によると、動物にとって、「お尻」は「顔」と同様に魅力的な部位なのだそうです。そして特にチンパンジーのメスは排卵期が近づくとお尻が赤くなります。どう考えても顔よりもお尻の方が目立ちますよね。確かに「お尻」で仲間を見分けられそうです。
しかし人間の場合、仲間を顔ではなくお尻で見分けられるとしたらかなりマニアック。あまり歓迎されない気がします。むしろ怒られるかも…。
■猫はどうやって相手を見分けるのか
しかし猫の相手の見分け方は、チンパンジーよりも凄いかも知れません。実は猫は至近距離で相手を見分けるのはとても苦手な動物です。
猫の視力はあまり良くないので、静止している近くのモノを判別するよりも、遠くでも素早く動いているモノを見つける方が得意なのだとか。
そんな猫は、どうやって相手を見分けているのでしょうか。
■猫は「匂い」で相手を見分ける
猫同士の挨拶、といえば「鼻キス」ですよね。お互いに鼻をくっつけるようにして匂いを嗅ぐ仕草は猫の定番です。
猫の場合、顔や体の周りに臭腺があるので、匂いを嗅ぐことで相手を確認するそうです。あなたが外から帰ってきたとき、愛猫はスンスンと匂いを嗅いで来ますよね。
猫は自分が知っている匂いがするかどうかで相手を確認し、次に自分の体をこすりつけることでお互いの匂いを交換します。猫にとって、匂いは顔よりも重要なパーツなのかも知れません。
■見知らぬ猫同士が会ったとき
この匂いを嗅ぐ仕草は、見知らぬ猫同士でも行われます。興味深いのは、この時に猫はなぜか自分が先に相手のお尻の匂いを嗅ごうとすること。
なぜかはわかりませんが、猫は相手のお尻(肛門)の匂いは嗅ぎたいけど、自分のお尻の匂いは嗅がせたくないと思っているようです。
観察していると、お互いに嗅がせまいとしてグルグル回っていることがあります。そうやってお互いに優劣を競い合い、勝った方が先に相手のお尻の匂いを嗅いで、友好関係を成立させているそうです。
いかがですか。猫にとって「匂い」はとても大切。猫は人の6倍は嗅覚が優れていると言います。猫にとって「良い匂い」とは一体どんな匂いなのでしょうか。聞いてみたいですね。