犬に比べて喜怒哀楽が分りにくい猫。甘えていると思うと突然ガブリ。怒っているときも無表情に猫パンチを繰り出す時があり、お猫様の気持ちを読むのは本当に難しいですよね。
それでも猫の気持ちを知りたいと思うのは、獣医さんがよく言う
「猫は病気を隠す動物だからね。」
というあの一言。もしかして痛いのを我慢しているのでは?具合が悪いのを隠してない?と飼い主は猫の顔色を伺う事がしょっちゅうあります。
人間も猫も病気は早期発見が何よりのポイントです。今回は、もしかして病気のサイン?猫の不調をチェックするポイントを5つご紹介しましょう。
☆体の不調は歩き方に現れる
猫の後ろ足を見て下さい。普段は「つま先」だけで歩いていますよね。猫がつま先歩きではなく、「かかと」をつけて歩いているときは糖尿病の疑いがあります。早急に病院へ連れて行きましょう。
また、猫は警戒しすると頭を下に下げ、身を低くしながら歩きます。もし、何もない時でも頭を低くして歩いているときは何らかの病気の可能性があるかも知れません。愛猫の歩き方に体の不調が現れると覚えておいて下さい。
☆ずっと隠れている
猫は狭くて暗い場所が好き。でもご飯の時間になって名前を呼んでも出て来ない、いつもより長時間同じ場所から動かない場合は体に不調があるのかも知れません。
☆丸1日食事をしない
猫は3日何も食べなければ肝リピドーシスのような深刻な病気を引き起こすことがあります。しかし猫は最悪の場合でも最長2週間くらいは食べなくても生きることはできるとも言われています。
病気かどうかの目安ですが、成猫が24時間何も食べない場合は病院へ連れて行った方が安心です。
☆食べているのに痩せる
毎日ちゃんとご飯を食べているのに痩せて行く…。それは甲状腺の病気かも知れません。猫の場合、1ヶ月で5%体重が減ったら要注意だと言われています。
とくに8歳以上のシニア猫の場合は、体重の増減に注意して下さい。1ヶ月で5%体重が減ったら甲状腺機能亢進症の疑いがあります。成猫で反対に5%増えたら食べ過ぎで肥満の可能性があります。
☆伸びをしなくなった
猫のヨガのポーズで使われる背中を反らせて伸びをするポーズ。猫の寝起きの時の行動の定番ですよね。
猫は伸びをして気分転換をするといいます。しかしこの伸びをしなくなった場合は関節に痛みがあるのかも知れません。特にシニアのネコは関節のトラブルが増えるため、伸びのポーズをしなくなることがあるそうです。
いかがですか。猫の病気のサインは猫の行動の中に隠されています。いつものんびり寝ているので「幸せそう」と思うかもしれませんが、もしかしたら痛みをこらえて目をつぶっているのかも。
この5つのチェックポイント、どうぞ参考にして下さいね。