何とかしたいけど、どうすればいいか分らない…。猫好きさんから時々こう言われます。
東京都知事である小池百合子氏が知事選で挙げていた9つのうち、一番最期に公約で謳っていた「ペット殺処分ゼロ」という問題。ペットを飼っている方なら誰でも実現して欲しいと思っているのでは?
しかし環境省のまとめによると、平成27年度は犬猫あわせて82,902件の殺処分が行われました。ペットの殺処分ゼロに本気で取り組んでいる神奈川県など、取り組む自治体の努力でこの殺処分をゼロに近づけることは可能かも知れません。
しかし今回は、自分から保護活動はできない、でも何かしてあげたい、そんな飼い主さんのために、一人一人が無理せずできる猫殺処分0を実現させるためのアクションをご紹介しましょう。
☆フードを買って猫助け!「たまの手会員」募集中
鹿児島中央駅からバスで約1時間、池田鼻(いけだばな)という所にある「いぬ乃湯温泉動物病院」はもう12年も前から鹿児島のペット殺処分0運動を地道に行っている病院です。
病院内にあるたくさんのケージの中には、保護猫が60匹以上、犬が20匹程度の動物がいます。どの動物も飼い主に捨てられたり、保健所に持ち込まれたペットです。
その中で特に印象的なのが、前足を耕耘機に巻き込まれ、両足ともに切断してしまった富士夫君という猫。
飼い主は「安楽死させてやってくれ」と持ち込んだそうですが、「いぬ乃湯温泉動物病院」の院長の桑波田(くわはた)獣医師が、「絶対死なせない!」と懸命に治療した結果、現在はすっかり元気になりました。
猫の生命力は凄いですね!富士夫君は両前足を失いましたが、今では病院のアイドル猫として活躍しているそうです。
しかしいくら動物病院とはいえ、80匹の動物を保護して世話するのはとても大変。そこでこの病院が考えだしたのが、「たまの手会員」というシステム。
これはこの病院からフードを購入すると、そのお金がこれらの動物の保護活動費に使われると言うシステムです。
全国発送OK 。送料は全国一律500円。注文できるフードは
・ドクターズ ドクターズ・ダイエットシリーズ
・日清ペットフード JPスタイル
・ロイヤルカナン ベッツプラン ベテリナリーダイエット
・ヒルズ サイエンス・ダイエット プリスクリプション・ダイエット
・スペシフィック
・森乳サンワールド
・ビルバックジャパン
・ペティエンスメディカル
・その他 サプリメント デンタル製品
となっています。フードをアマゾンでポチって買っているかた、こちらのたまの手会員になって、ここからいつものフードを購入するだけで、猫助けができます!
処方食などについては、飼っているペットの病歴、現在食べているフード等を言えば相談に乗ってもらえるそうです。
この方法なら無理せず猫のための活動ができるのではないでしょうか?是非猫殺処分ボランティアに興味のある方は参考にして下さいね。
*詳細はコチラ