犬・猫・鳥・うさぎ…。愛玩動物と呼ばれるペット達。猫好きもいれば、インコが大好き!という人もいますよね。
あなたがそのペットを選んだ理由は一体何でしょう?「可愛いから」「癒されるから」…確かにそうかもしれません。
インターワイヤード社が2009年に調べた調査によると、ペットを飼う理由の第一位は「癒されるから」が83,4% 。
しかし、あなたがそのペットを選んだ本当の理由は、もしかしたら「自分に似ている」からかも知れません。
愛猫の顔をよく見てみて下さい。雰囲気、姿形、毛色など、自分に似ている部分はありませんか?
今回は「飼い主は無意識に自分と似ているペットを選ぶ傾向がある?」ということが本当かどうかを調べてみました。
☆女性は髪の長さで犬の好みが分かれる?
2008年から2009年にかけて、関西学院大学の中島定彦教授(動物心理学)の実験により、面白い事実が浮かび上がりました。
犬の飼い主とその犬を見比べたとき、
「ロングヘアーの女性は垂れた耳の犬を飼い、ショートヘアーの女性は立ち耳の犬を飼っている傾向が強い。」
というのです。これはなぜかというと、人間は無意識のうちに自分が見慣れたものに好感を抱き、愛着を感じる生き物だからだそう。
この「見慣れたものに好感を持つ」という脳が、無意識に自分と似た顔の個体を選んでいるのだそうです。
☆似た相手は理解しやすい?
あなたが猫が好きなのは、猫のような性格だから、もしくは猫のような生き方に憧れているからかも知れません。
漫画家の手塚治虫氏は、
「すべての動物はどこか人間と似たところがあり、逆に人間はどこか動物に似ているところがある。だから自分は動物を擬人化して描くのだし、人間の顔を動物に似せて描くこともある。」
とコメントしていました。確かに、猫を愛する飼い主さんは、アウトドア派よりもインドア派の方が多い気がしますし、犬好きな人は犬の様に大自然を走り回るのが好きなタイプが多い気がします。
また、人間は、自分が赤ん坊のときに可愛がってくれた相手の顔が、人間の脳にはすり込まれていて、その人に似た顔に好意も持つとも言われています。
ペットの顔が自分と似ていない、という人は、親戚で自分を可愛がってくれたおじいちゃん、おばあちゃんに似たペットを選んでいるのかもしれません。
いかがですか。あなたがその猫を選んだ意外な理由とは、自分、もしくは親戚の誰かに似ているからかも?無意識に選んでいるとしても、とても面白い理由ですよね。
でも私の場合は、飼っている犬も猫も全て路上の出会いなので、偶然の出会いで一緒に暮らしています。基本的にどんな犬や猫でもウェルカムなのですが、これはどういう意味なのでしょうか(笑)。