11月23日は猫壱が主催する「猫と人のQOR向上セミナー」の第3回目。服部先生には「猫が快適に暮らすための環境」についてお話をして頂きます。
今回は猫にとってより良い暮らしとは?健康に過ごすための秘訣は何か、講演会を聞きに来る人のためにインタビューをお願いしました。
質問①:服部先生は2匹の猫ちゃんと二人のお子さんと暮らしていています。子供がいる家庭で猫が快適に暮らす工夫のようなものは何かあるのでしょうか?
服部先生:一番大切なことは猫が逃げ込めるスペースを作ってあげることだと思います。例えばキャットタワーを用意することです。
子供は高いところまでのぼれないため、タワーの上は猫だけのスペースになります。うちの子どもも猫が好きなので触りたくてつい追いかけてしまいます。
猫が機嫌が良い時は猫も気持ち良さそうに撫でられているのですが、気が向かいないと逃げようとします。
我が家では戸棚を段差をつけて配置して猫がいつでも逃げられるようにして、彼らのパーソナルスペースを確保しています。
質問②:ネコは1日の大半を寝て過ごしています。太めな猫ちゃんの場合は運動不足が心配になりますが、肥満猫が健康に暮らすために必要な環境作りもあるのでしょうか?
服部先生:出来るだけ上下運動ができるようにしておいたほうがよいと思います。先程もお話しましたが、キャットタワーやタンスや戸棚を段差をつけて配置するのもよいと思い思います。
またとにかく遊んであげることです。遊ぶことでストレスも解消できますし、ちょっとした体調の変化にも気付くことができると思います。
質問③:シニアな猫と子猫では快適な環境はそれぞれ違うのでしょうか?
服部先生:遊び盛りの子猫はとにかく運動をさせてあげて下さい。できるだけ遊んであげることがポイントです。繰り返しになりますが上下運動ができるようにキャットタワーは最適です。
子猫ならではの注意点は2つあります。1つ目はおもちゃの誤食です。出しっぱなしにしてあったおもちゃを遊んでいる最中に誤って食べてしまう事故は多いのです。その場合、運がよければ内視鏡で取り出せますが、場合によっては腸閉塞を起こし開腹手術が必要になることもあります。それを防ぐことができるのは飼い主さんだけです。絶対におもちゃは出しっ放しにしないで下さい。
後は小さな子猫の場合テレビの裏などにはまって出られなくなることもあります。子猫が小さいうちは入り込める隙間は塞いでおいた方が安全です。
質問④:とくにこれから寒くなる時期、猫が健康に過ごせる環境作りのコツなどはありますか?
服部先生:寒くなると暖房を使うようになると思います。その際は湿度に注意して下さい。空気が乾燥すると鼻や喉の粘膜が感染しやすくなります。そうすると風邪を引きやすくなるので常に加湿器は使うようにして下さい。
質問⑤:飼い主は一緒に暮らす猫の健康について普段どんなことに気をつけたら良いのでしょうか?
服部先生:猫は自身の具合の悪さを隠す動物です。そんな猫たちの病気を早く発見できるかは皆さんの日頃の観察にかかっています。ちょっとした体調や行動の変化を見逃さないためにも猫ちゃんたちをよく観てあげてください。
服部先生、有り難うございました!
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